マリア・ジョアン・ピレシュ
最近は毎日食べることとの戦いです・・・毎回食べられるものを少量づつ、一度に入れると逆流したり吐き出してしまう。
次に食べられる時間が3時間後くらいで食べるものを吟味して食べている・・・朝起きてバナナ1本・・・3時間後にウインナー2本とか。
調子に乗って食べ過ぎると次は受け付けなくなってしまう。
カロリー計算などあまりしたくはなかったが、今のところ腸に直接栄養剤を一日400kcal入れていて、その他良くて4~500kcalで一日1000kcalに満たない状態です。
体重は今48kg台で攻防中。
身体を動かして散歩してこようと思っても、食べていないので力が出ず、まずは食べないことには・・・。
今日は久しぶりに音楽をステレオコンポで聴いた。
先日放映された N響1883回定期公演 フロムシュテット指揮 ピアノ ピレシュ で ベートーヴェン ピアノ協奏曲第4番
マリア・ジョアン・ピレシュは2018年で演奏家を引退表明していて、日本では最後の演奏のようです。
彼女は1944年生まれなので私より4つ上です。まだ元気でバリバリで演奏も続けられるのにと思うのですが・・・その辺は彼女の裁量でしょう。
今日聴いていて素人ながら感じたことは繊細な高音の響きです。
ピアノをよくみると YAMAHA を使っており いつもは steinway を使っているN響の演奏会では珍しいことでは。
この辺のことも考えてピアノを使い分けているのかも。
元気な90歳の指揮者 ヘルベルト・ブロムシュテット からも感じますが、
彼女の演奏を聴いていて 『生きなければ・・・生きよう』という気持ちが湧いてきます。
3月まで入院していた私の病室に緊急入院してきた人は体重 37kg とか言っていた・・・全く食べられず数時間おきに麻酔を投与されていたように思います。
その人は私とは身体の状態が違うのだろうとは思いますが・・・医者や看護婦からホスピス(終末医療)の施設を紹介されていました。
ややもすると弱気にもなりがちですが 今日は ピレシュ の演奏を聴いて生きようと思う力をもらいました。