沈む夕日(鈴鹿・鎌ヶ岳のすぐ横)を見ていて今日は2、26だということを思い出した。
戦後産まれ団塊世代の私には2,26事件とか5,15事件は理解に苦しむ出来事であった。
あえて2,26事件について書く気はさらさら無かったがブログの書き込みついでに・・・・・。
2,26事件から私が連想するものは「三島由紀夫の決起」である。
私が大学2年の時、芸大のアトリエでこの市ヶ谷の事件の速報を同級生から聞いてアトリエの中でディスカッションした。
面白いワクワク・ゾクゾク、ぞっとする三面記事として・・・夕刊には三島由紀夫氏の首が転がっている写真も掲載された。
血気にはやった青年将校の反乱・・・・・全共闘など学生運動最盛期・・・・・若さゆえのほろ苦くも強烈なエネルギーの矛先であったのであろうか。
2,26事件から34年後の1970年(11月25日)にはこの時代錯誤の三島由紀夫氏についていく者はいなかった。
このニュース映像を見ても唐突・滑稽としか思えない・・・しかしこれを実際にやったということはなんとも言えない純粋さを感ずる。
現在アラブで勃発しているネット革命とは対極にあるものかもしれないが。
現代の日本の若者のように何も考えないよりはマシなのか・・・・・。
動画 この人は劇場や舞台でやることを現実の世界でやってしまった。
悲しいけれど美学は感ずる・・・・・ フンドシと胸毛と刀の。