念版屋スケッチブック

日々のスケッチ、星のメモ帳

鈴鹿で亡くなった同級生を悼みます。

2009年11月04日 | 登山


 昨日の朝刊の地方版に、「御在所岳で遭難か」という記事を目にした。
名前を見ると見覚えのある名であった。住所、年齢も一致。
私は以前同窓会の幹事をしたことがあり、名前、住所を覚えていたのです。

この記事には10月31日の朝出発で、自宅には御在所岳から滋賀県東近江市の銚子ヶ口へのルートを記したメモが残されていたという。

夜ネットで再検索してみると午後3時ころ雲母峰で遺体が発見されたとの報があった。
雲母峰(888m)は御在所岳の南、鎌ヶ岳の東に位置する山である。
上の画像は南の仙ヶ岳からの撮像です。

今朝の朝刊の記事には
「鈴鹿山系の雲母峰の山頂から約1.2km東で遺体ではっけんされた。
全身を強く打っていて、登山道から落ちたとみて調べている・・・」とあった。

登山コースはどこからどこを通ってきたか定かではないが、御在所岳~鎌ヶ岳~雲母峰~の周回コースだと相当な距離難コースとなる。

高校の1年の時に同じクラスになった記憶があります。
彼は秀才タイプで国立の有名大学を卒業、高校教諭を定年で終え、測量の専門学校へ入学したようです。何かをしたかったという意思は判ります。
高校時代、卒業後も付き合いはありませんが・・・同じ山を愛する一人として彼の死を悼みます。




御池岳、鈴北岳_ 寒冷強風にてさんざん

2009年03月23日 | 登山
 


 鈴鹿の烏帽子岳、三国岳に登ろうと昨夜検索していると、3月20日付けの烏帽子岳、三国岳記事のBlogで306号鞍掛峠が開通したとの情報をキャッチ。
3月10日では落石で通行止めで入り口のゲートが閉じていたのです。

予定を急遽 御池岳・鈴北岳に変更しました。
天上の楽園で春の花が開花し鳥も沢山いるだろうと予測したのです。

高気圧が張り出して晴れ間は出たのですが山の天気は強風で最悪に近い状態であった。
吹雪にこそはなりませんでしたが、風は冷たく春のいでたちでは寒くて手もかじかんで鼻水ダラダラ・・・。

半日の強風で霧氷が真っ白でした。




山をなめてはいけませんね。
谷では調子に乗って歩いていると『ズボ雪』にハマッタ。鳥撮用レンズもろとも雪の中にはまり、抜け出るのに一苦労しました。
以前3月の初旬の残雪の頃、下が融けかけた『ズボ雪』に腰まで入った足が抜けずに遭難一歩手前になったことを思い出した。





ゴグルミ谷から上がっていくと「シジュウカラ」がものめずらしげに近寄ってくる。鳥撮の期待ができそうだったのでレンズを出して装着した。
がその後7合目までは声は聞えど姿は見えず。




7合目で「コゲラ」と「シジュウカラ」を目撃し、アオゲラかアカゲラらしき鳥を目視したのでまたレンズを装着するが見失ってしまった。

丸山(御池岳)に向かう南側斜面で飛ぶ鳥を発見、止ったところでレンズを向けると期待できそうな鳥のようでした。ただ樹の陰に隠れて全身を写すことができませんでした。
家に帰って画像を確認すると「アカゲラ」の♀でした。










それから逆光でしたが5、6羽の小鳥の群れを見つけた。
それは緑地公園で撮りそこなった「ウソ」の群れでした。
オス。





メス。





オス。








メス。





樹間から一瞬オオタカだろうか猛禽類を見かけるが撮影できなかった。
その後山の上では冷たい強風が吹き荒れ鳥はカラスを2羽みただけで皆無でした。
それでも藤原岳のときより余裕があったこともあり2,3収穫がありました。
花はまだ皆無、鈴ヶ岳との鞍部に福寿草があるとの情報でした。
イワウチハの葉は7合目辺りで見かけました。
4月には咲くでしょう。

鈴北岳より御池岳(右)、藤原岳(左)を望む。






霊仙山。





下山して靴を脱いでいると、鹿が『ピー』と鳴く、ゴグルミ谷の2合目くらいで鹿の死体があった、まだ腐乱していない状態であった。
朝駐車しているときも鹿の姿を見た。
餌がないのであろうか?私が手招きして物を食べるしぐさをしたら車が動いたときに降りてきた。







花の藤原岳

2009年03月10日 | 登山
 

強風注意報が出ていたが今日は晴れるとふんで出かけたのだが・・・、午前中登っているときは晴れ間もあったが昼から吹雪いたり「あられ」になったり「ミゾレ」になったり、山の天気は読みきれない。平野部では晴れ間が続いたようです。

今年は暖かいから福寿草はもう咲いているだろうと思った。






例年なら藤原岳では3月下旬~4月中旬に咲く「セツブンソウ」は
まだ少し早かったが、すれ違う「花に詳しそうな人」から情報を聞き出し全部で十輪ほど見つけた。















「山の花に詳しそうな人」からこれも情報を聞いた「セリバオウレン」
風が強く小さな花なので画像がはっきりしませんが・・・。






セツブンソウのツボミだと思い撮っておいたのだが、帰って図鑑で調べると葉の形が「ミヤマカタバミ」のものでした。





天狗岩方面へ行こうと思ったのだが強風にミゾレが雑じってきたので中止して下山しました。