褒めまくる映画伝道師のブログ

映画の記事がメイン。自己基準で良かった映画ばかり紹介します。とにかく褒めることがコンセプトです。

映画 女だけの都(1935) 男より女の方が度胸があるのは今も昔も一緒

2009年07月29日 | 映画(あ行)
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 例えば、人相の悪い野郎どもに囲まれやばい!と思った瞬間に僕は彼女を守れるか
 僕は、彼女のためなら・・・
まさか僕は彼女をその場に置いて逃げるだろう
 しかし、危険な時にそれを乗り越えたり、立ち向かったりするのは、やっぱり女性の方が男よりしっかりしているように思う
 実は今回紹介する女だけの都は、まさに情けない男たちを尻目に活躍する女性を描いた風刺コメディ
 監督は僕が敬愛するフランス映画の黄金時代(1930年代~1940年代)支えた1人であるジャック・フェデー
 彼の作品は外人部隊鎧なき騎士ミモザ館と観ているけれど、僕のお勧めは外人部隊
 この女だけの都の僕の評価は外人部隊を超えるか?
 それでは内容の紹介を

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 舞台はフランドル地方(場所はフランダースの犬の舞台かな?)で時代は16世紀。
 フランドル地方のある小さな市(城塞で囲まれている)があるが、今は年に一度のお祭りの準備で大忙し
 市長は自分の自画像を青年画家のジュリアンに描かせているそして、市長の妻であるコルネリア(フランソワーズ・ロゼー)は自分の娘がジュリアンを愛している事を知っていて、二人を結ばせようとしているが、市長は娘を政治絡みで別の男と結婚させようとしている

 そんな市の祭りで忙しい時にスペイン軍のオリバーレス公(ジャン・ミュラ)率いる軍隊が、この市に泊まる報告を受ける
 実はこの市は、かつてスペイン軍により残虐行為を受けていて、そのトラウマが市民の間では残っている
 さて、市長はこの場面を乗り越える素晴らしい?アイデアを実行する
それは自分(市長)が急死したように見せかけ、市民全員が喪に服しているように見せかけスペイン軍を通り過ぎさせようとすることだった
 しかし、この情けない夫(市長)を見て、コルネリア(ロゼー)は自らこの市の女性たちに、女の武器でスペイン軍に対抗しようと呼びかける
 ついにスペイン軍が、やって来た
 果たしてコルネリア(ロゼー)は、どうやってこの市をスペイン軍から守るかコルネリア(ロゼー)と女性市民オリバーレス公(ミュラ)率いるスペイン軍このやり取りは最高に笑わせる
 そして、スペイン軍に従軍している司祭(ルイ・ジューヴェ)の、市長が生きている事に気付くが賄賂で事を済ますシーン等、ブラックユーモアも入っている場面は良いね
 ネタ晴らしになるけれど、結局スペイン軍は大満足して出征地に向かうしかも、コルネリア(ロゼー)は夫(市長)が死んだふりをしている間に娘をジュリアンと結婚させてしまう
 さらに、この市は1年間の免税をコルネリア(ロゼー)は、オリバーレス公(ミュラ)に取り付けさせる
 スペイン軍がこの市から出て行った後に市民に演説するコルネリア(ロゼー)の台詞が心憎いね

 女だけの都は1935年の作品で、この時代に女性賛歌のような映画を作った事に少し驚く
 このような映画はつい最近(現在もあるかな?)まで男尊女卑が当たり前の日本では
絶対にこのような内容の映画は出来ない
 そういう意味では、1935年の作品とはいえ現在にも通じる部分があるのでこの映画は絶対に観て欲しいです

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