今まで自分は一人っ子だと思っていたのに、ある日突然、誰かから『あなたにはお姉さんがいます』なんて言われたら、きっと多くの人が驚くだろう。しかも、そのお姉さんの正体が隣の家に住んでいる昔から憧れていた綺麗なオネエチャンだった、なんてことになったら立ち上がれないほどのショックを受けてしまう。
、もしかしたら、この世の中は知らないままで居た方が良かったと思えることが、たくさんあるのかもしれない。特に夫婦間ではお互いに知らないままで過ぎ去った方が幸せなことはたくさんある。間違っても世の中の奥さん連中は、旦那が寝ている隙に、一体誰とメールのやり取りをしているのかをコッソリ調べるようなことをしてはいけない。その瞬間に離婚のピンチが訪れる。
さて、死んだ母親が遺書という形で、自分たち双子の姉弟に対して、とんでもない事実をありがた迷惑的に教えてくれる冒頭から惹き込まれる映画が今回紹介する灼熱の魂。それでは、早速ストーリーの紹介から。
カナダのケベック州において。今まで自分たち双子の姉弟に対して、心を開いてこなかったミステリアスな存在だった母親ナワル(ルブナ・アザバル)が死亡。公証人を通してナワル(ルブナ・アザバル)の遺言が双子の姉弟に読み上げられるが、その内容がサプライズ過ぎてビックリする。
とっくに死んでいたと思われた父親と、全く知らされていなかった兄の存在。しかも、その父親と兄に会いに行き、二通の手紙をそれぞれに渡すようにと遺言状に書かれていた。父親と兄を探し出す手掛かりは、昔に撮った母親ナワル(ルブナ・アザバル)の一葉の写真のみ。
とりあえず双子の姉と弟は母親ナワル(ルブナ・アザバル)の故郷である中東の国へ向かうのだが・・・
さて、母親ナワル(ルブナ・アザバル)は双子の姉と弟に対して遺言状で『父がまだ生きている』や『実は兄が存在している』などと嘘を書いているのか?さすがに遺言状に嘘を書く人はいない。見たことのない父と、コレッポッチも存在していたなどと想像すらしていなかった兄を、大昔に撮られた母親の写真だけを手掛かりに探し出すことなど、どれだけの時間と労力を使わなければならないのかと思って観ていると、観ているこちら側が拍子抜けするぐらいに順調に捜索が進む。一瞬、どこかに優秀な探偵なんか出ていたっけ?と思わず考え込んでしまった。
しかしながら、この映画を既に観た人はわかっているが決して人探しがメインのサスペンス映画ではないということ。確かに結末は気分が重たくなる衝撃的結末を用意している。だが個人的には今となっては良い意味で衝撃的結末についてはどうでもよくなっている。そんなことよりも俺がもっと興味が惹かれるのは、ナワルという女性の人生そのもの。
双子の姉弟が本来の目的である実の父親と兄を探す旅だったはずが、実はよく理解できなかった母親ナワル(ルブナ・アザバル)の人生に足を突っ込んでしまうことになる。そこには宗教、思想の対立による想像を絶する過酷な運命に巻き込まれながらも母としての強さを、子供たちに対する大きな愛情を注ぐ女性としての強さを観ている我々は感じることができるのだ。
とんでもない事実を知らされ、さらに受け容れ難い運命は双子の姉弟にとって精神的ダメージがでか過ぎる。実際に俺も暫らくはこの映画を再見する気になれないだろう。しかし、暗闇の中に小さな希望の灯が見えるような気がするのはなぜだろう。特にどうして自分はこんなに不幸なんだろうといつも悩んでいる人には灼熱の魂はお勧めだ
監督はドゥニ・ヴィルヌーヴ。実はこの監督の事は全く知りません。この監督のお勧め作品があれば逆に教えて欲しいぐらいです。
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、もしかしたら、この世の中は知らないままで居た方が良かったと思えることが、たくさんあるのかもしれない。特に夫婦間ではお互いに知らないままで過ぎ去った方が幸せなことはたくさんある。間違っても世の中の奥さん連中は、旦那が寝ている隙に、一体誰とメールのやり取りをしているのかをコッソリ調べるようなことをしてはいけない。その瞬間に離婚のピンチが訪れる。
さて、死んだ母親が遺書という形で、自分たち双子の姉弟に対して、とんでもない事実をありがた迷惑的に教えてくれる冒頭から惹き込まれる映画が今回紹介する灼熱の魂。それでは、早速ストーリーの紹介から。
カナダのケベック州において。今まで自分たち双子の姉弟に対して、心を開いてこなかったミステリアスな存在だった母親ナワル(ルブナ・アザバル)が死亡。公証人を通してナワル(ルブナ・アザバル)の遺言が双子の姉弟に読み上げられるが、その内容がサプライズ過ぎてビックリする。
とっくに死んでいたと思われた父親と、全く知らされていなかった兄の存在。しかも、その父親と兄に会いに行き、二通の手紙をそれぞれに渡すようにと遺言状に書かれていた。父親と兄を探し出す手掛かりは、昔に撮った母親ナワル(ルブナ・アザバル)の一葉の写真のみ。
とりあえず双子の姉と弟は母親ナワル(ルブナ・アザバル)の故郷である中東の国へ向かうのだが・・・
さて、母親ナワル(ルブナ・アザバル)は双子の姉と弟に対して遺言状で『父がまだ生きている』や『実は兄が存在している』などと嘘を書いているのか?さすがに遺言状に嘘を書く人はいない。見たことのない父と、コレッポッチも存在していたなどと想像すらしていなかった兄を、大昔に撮られた母親の写真だけを手掛かりに探し出すことなど、どれだけの時間と労力を使わなければならないのかと思って観ていると、観ているこちら側が拍子抜けするぐらいに順調に捜索が進む。一瞬、どこかに優秀な探偵なんか出ていたっけ?と思わず考え込んでしまった。
しかしながら、この映画を既に観た人はわかっているが決して人探しがメインのサスペンス映画ではないということ。確かに結末は気分が重たくなる衝撃的結末を用意している。だが個人的には今となっては良い意味で衝撃的結末についてはどうでもよくなっている。そんなことよりも俺がもっと興味が惹かれるのは、ナワルという女性の人生そのもの。
双子の姉弟が本来の目的である実の父親と兄を探す旅だったはずが、実はよく理解できなかった母親ナワル(ルブナ・アザバル)の人生に足を突っ込んでしまうことになる。そこには宗教、思想の対立による想像を絶する過酷な運命に巻き込まれながらも母としての強さを、子供たちに対する大きな愛情を注ぐ女性としての強さを観ている我々は感じることができるのだ。
とんでもない事実を知らされ、さらに受け容れ難い運命は双子の姉弟にとって精神的ダメージがでか過ぎる。実際に俺も暫らくはこの映画を再見する気になれないだろう。しかし、暗闇の中に小さな希望の灯が見えるような気がするのはなぜだろう。特にどうして自分はこんなに不幸なんだろうといつも悩んでいる人には灼熱の魂はお勧めだ
灼熱の魂 [DVD] | |
ルブナ・アザバル,メリッサ・デゾルモー=プーラン,マキシム・ゴーデット,レミー・ジラール | |
ビデオメーカー |
監督はドゥニ・ヴィルヌーヴ。実はこの監督の事は全く知りません。この監督のお勧め作品があれば逆に教えて欲しいぐらいです。
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