褒めまくる映画伝道師のブログ

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映画 ガントレット(1977) トンデモアクションを観ることができます

2020年02月10日 | 映画(か行)
 傑作、名作揃いのクリント・イーストウッド監督作品の中でも、個人的にお気に入りの作品が今回紹介する映画ガントレット。多くの日本人が?と思うのがタイトルのガントレット(英語Gauntlet)の意味。詳しく知りたい人はググれば良いのだが、とりあえず簡単に説明してしまうと昔からある刑罰の一種。こん棒や鞭を持った兵士が二列に並び、列の間を罰を受ける人間が強制的に通らせられる。その時に一斉に兵士たちが持っているこん棒や鞭でひたすら殴打するというもの。今でも刑罰ではないが結婚式で新郎新婦を友人達が手洗い祝福をする時にその名残りがある。そして、このタイトル名がクライマックスで大いに効いてくるのだ。
 
 それでは早速だが、ストーリーの紹介をできるだけ簡単に。
 アリゾナ州フェニックス市警に勤務するショックリー刑事(クリント・イーストウッド)は夜明けとともに酒場から出てきて酔っ払い運転で市警察前に到着。新しく赴任してきた市警長官ブレークロック(ウィリアム・プリンス)から仕事を任される。それは、裁判の検事側の証人としてラスベガスで勾留されている娼婦のマリー(ソンドラ・ロック)を護送してフェニックスに連れてくること。
 簡単な仕事だと思ってラスベガスへ飛び、マリーを連れ出すがのだが、なぜか地元の警察から一斉に銃撃されたり、途中から邪魔をする奴が現れたりで・・・

 最初はいがみ合っていた男女が次第に仲良くなっていく展開は、まあよく見られる。そもそも本作はストーリーなんか大したことが無い。普通以下の作品の出来だと評価をくだしてしまいそうになるのを、覆して凄い映画を観た気分にさせてくれるのが、タイトル名の想いが込められたクライマックスシーン。
 いつの間にか愛を誓い合ったショックリー刑事とマリーの2人だけが乗り込んだバスで、正面突破を試みるところへ、左右から雨あられのごとく一斉に大量の銃弾を浴びせられる。ハッキリ言ってツッコミどころ満載のシーンなのだが、これが俺の気持ちを大いに奮い立たせる名シーン。途中のシーンなんか吹っ飛ばして、クライマックスシーンだけを観ても大いに楽しめるかもしれない。
 それとマリーを演じたソンドラ・ロックが非常に美人女優なのだが、これが当時のイーストウッド監督の恋人。そのような知識を持って本作を観るとけっこう驚きのシーンもある。今や巨匠として君臨するクリント・イーストウッド監督の初期作品を観たい人、細かい疑問点が気にならないような大らかな人、銃弾が何発も飛び交う映画が好きな人・・・等に今回は映画ガントレットをお勧め映画として挙げておこう。





 監督は前述したクリント・イーストウッド監督。本当にお勧め映画が多数。毎回色々と紹介しているが今回と同じくソンドラ・ロックと共演している映画の中から、なかなか笑えるブロンコ・ビリーをお勧め映画として挙げておこう。
 





  
 
 
 
 
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