京都不動産コンサル研究所所長の徒然草

ジャストアンサーやマンションってどうよで相談員を担当。又アマゾン書籍や宅建登録講習講師を通して後進の育成も心掛けています

Q マンション階下からの苦情

2011年08月02日 | 不動産コンサルティング
京都不動産コンサルタントのブログ

階下や上階から騒音についてのクレームを言われた、
又は言っても対応してくれない、
といった相談もコンスタントにあります。

いや最近特に多くなったようですね。
というのは個人的にも社会的にもライフスタイルが多様化
しているにも拘らず共同生活の場であるマンションの
居住性が付いてきていない、
という一面もあります。

近年の新築物件にはそれなりの対策が
施されているものと思われますが、
中古物件はどうかといえばまだまだなのかも知れません。

部屋内の床下・スラブと階下の天井の間が
一般的には太鼓状態となっている為、
階上の音が響きやすくなるといわれています。

ここに吸音材をうまく充填し、
もちろん床の仕上材も吸音シート付きの素材に変える、
これだけでも結果は出るのではないでしょうか。

部屋内は個人負担、
天井の充填費用は共有部分の変更に当たる為、
管理組合持ちというのが
合理的な費用配分だと思われます。

一律に対策をとることにより、
騒音なのか単なる生活音なのかの
個人的感覚の違いも浮き彫りになってくることでしょう。

巷間言われる受忍限度も
騒音対策の有無も裁判ともなると影響してくると思われます。

管理組合理事長さん、
仲裁に入らざるを得ないことを思えば・・・・

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