京都不動産コンサル研究所所長の徒然草

ジャストアンサーやマンションってどうよで相談員を担当。又アマゾン書籍や宅建登録講習講師を通して後進の育成も心掛けています

不動産業者でも敵と味方?

2013年08月07日 | 不動産売買について
不動産業者でも敵味方の存在になります。

先般お客様との会話で以下のようなことがありましたので、
そのまま再現してみました。

お客様:「巷に出ている物件情報では元付け業者、
客付け業者と言うものがありますね。
売主と直に接している業者が仲介している業者の違いでしょうが、
やはり売主に近い業者を如何に見つけるかが大切ですよね。」


私:「いやそうではないです。少し勘違いしています。」

「今仰っているのは(買い)客付け業者と(売り)元付け業者ってことですよね。」

「元付け業者というのは、単に。
直接売主さんから物件の売り依頼を請けている業者のことです。」

「客意付け業者というのは
購入側のお客さんの立場に立って動く業者のことです。
殆どの不動産売買においては、売主買主双方に不動産業者が入って
それぞれの利害調整や交渉をしています。」

「稀に、特に大手仲介業者といわれる不動産業者に、
双方代理といわれる売主買主双方の仲介業務をして
双方から仲介手数料を頂くという行為が見られます。」

「しかし、これは良く考えれば分かることなのですが、
そして民法上も疑問視されていますが、
売主買主双方の利害を代弁することには無理がありますよね。」

「大切なことは、如何に自分の為に動いてくれる業者を探すか、
ということではないでしょうか。」

お客様:「しかしそれには、色んな業者さんに物件紹介して頂いて
当りをつけていかないと分かりませんよね~」


「頑張ってください」

最終的には貴重な仲介手数料を誰に託すか、
ということですね。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 献血のおすすめ | トップ | 景気は良いのか? »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

不動産売買について」カテゴリの最新記事