枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

母の日、卯月・中潮

2020年05月10日 | Weblog
 生前の母は、何時も野良着の格好で、買い物や診療所に行くには、脱いで着替えるが、ハンガーに掛けたままで洗わなかった。汗だけの汚れなので、陰干しにしたり(室内で)仕舞う時だけ洗濯していた。それも手洗いである。良くしたもので、娘はそれを実行している。全自動だと時間は掛かるし、水道料が半端でない上に手洗いにしても縮む。

 クリーニング店に教えてくれたのが、一定の温度で素早く洗うことだそう。短時間の脱水とアイロン掛けだそうだ。それをしたら手早く片付く。洗濯機も全自動は高いのと壊れやすいので、二層式に換えた。枇杷湯の残り湯を使うので、何かと便利だし重宝する。仕事を辞めたので尚更に有難い。但し、濯ぎの時には水加減に注意が必要となるが。

 伊集院静 親方と神さま 絵本であるがずっしりと心に響いた。とても佳い本である。先ず、文体が普通に書かれているのが心地好い。悪戯に怪しい言葉を使っていない。情景が眼に浮かぶことも素晴らしい。某新聞の書評に出ていたのを、図書館で借りたのだが、久々に素敵な本に出遭えたことにも感謝しよう。DVDは、フィガロの結婚を聴。

 天気は曇りなので、昨日と続いて肌寒い。腰を冷やすと歩けなくなるので、ズボンを穿いての装備である。如何せん身軽な格好だと体調が崩れる。加えて風邪でも容易に安心はできないのだ。コロナへの免疫や抗体はあるが、高熱が続けば扁桃腺炎に罹る。こっちの方がしんどいから油断は禁物となる。まあ、静かな環境なので読書が可能な有難。

 スズランの群生になっている、玄関入り口左手は、今年枇杷葉に沢山の花芽が付き、殆どをお茶に採ったのだが、1枝だけ忘れていたのが結実していた。年数としては、9年が目安で結実するようだ。或いは移植するのも手かもしれない。恩師の所に上げたのは直ぐに花芽が付き実が生った。諺にはその地方の独特の言い方があるが、枇杷は9年で。

 無農薬の林檎が食べたく、毎年花が咲く状態まではいいが、その後の成長に自信がない。枇杷葉への想いの方が勝るのかも。最初の年だけ生ったが、袋を掛けないでいたら、熟れた頃に消えた。野鳥に啄まれたらしいが不明。通草もぐんぐんと蔓を巻き付けて繁っていく。収穫は分らないが、それも愉しみである。辛抱強く待っていれば幸せよ。

 小さい頃のすばる。膝に乗るのも大仕事だった。やっと上がったものの、下を見て怖くなっている。
 
コメント
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