枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

蝶は飛んで・・・

2021年05月03日 | Weblog
 今朝の新聞に、日高敏隆さんの著作のことが書かれていて研究半ばであったことを知る。我が家の庭に訪れるのは黒揚羽で、漆黒の闇に光るいぶし銀のような輝きやビロードの布地の光沢を魅せる。蝶道があるのと時間も決まってのことで、こちらが忘れていると出遭えない。通草が増え過ぎて卵は産み付けなくなったが飛ぶ。

 テレビを観なくなったので著作を貸して貰ったのだが、なかにし礼さんの放映がある。恐らく、ここに書かれていることの内容で、映像として残る生前の姿なのだろう。憲法記念日に寄せての記事も多く、内田也哉子さんがご両親についての想いを載せていた。飾らない雰囲気が好ましいが、樹木希林さんに似ててびっくり。

 Aさんの手当に半月通う約束をしたので、今朝も出かけていた。息子さん家族が帰宅されていてとても気を使ってくれ、安心して出来るのもうれしいこと。ご夫婦仲は無論だが、わたくしにまでの配慮に申し訳ない想いがしてしまう。室内犬までが、触って頂戴と足元に寄って来るのに驚いた。甘えた声を出しつぶらな瞳で見る。

 少しだけ相手をしていると、もうちょっとして!と擦り寄り犬は嫌いではないが、こんなに好かれていいのか?と内心で慌てる。そういえば帰宅される度に、あの瞳でじっと見つめられていたと気づく。すばるが居るので多少の遠慮もあってだが、枇杷葉の匂いに引かれたのか付いてくる。小型犬で体長が20cm程の成犬。

 帰宅して生葉を幾らか採り酢を散布しての食事となったが、Aさんから貰ったへしこで戴く。御茶漬けでどうぞと言われたが、炊き立てのご飯に乗せて一口…初体験であり旨い。世の中には例え茶漬けでも、こんなに美味しい物であることを知った。鱈の身を焼いて解したのはこどもの頃、何だか哀愁に満ちた味でもあるなぁ。

 深紅の薔薇の置き場所と、枇杷葉の位置とを換えて寝室の方に持ってきた。水遣りに手勝手がいいのと、虫が付いた状態も分かるので好い。毛虫やバッタの捕獲もしていないと、あっという間に蕾が消えるのだ。白薔薇が蕾で齧られてしまう。庭に出てもよく葉裏まで見ないと其処に隠れているので、朝になったら叫ぶことに。

 枇杷葉の青い実が、今年は半端なく生っているのもうれしいばかりだが熟れたら?今月の12日が旧暦での卯月朔日・四月朔日となり、本格的な初夏の暑さに転じていくことだろう。翌月の6月10日には皐月の朔日となるので、熟れて来るのはその辺りかと算段している。今年は風の勢いも強く、寒さも厳しかったからどうかな。

 枇杷葉の袋掛けでは1,000袋ではあるが、連日の強風には抗えないので減る可能性も出て来る。5人には贈る約束が出来てはいるが、品種に由っては熟れ方も微妙に差がある。親からの零れ種で発芽したのも、品種不明のもあるからはっきりとはしない。孫等が小さかった時には枇杷狩りを楽しみにしていたが、今は音沙汰無い。

 
コメント (2)
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