ふみこは天啓を聴く度に、身体が炎に包まれていくのに気づいた。それが体内に留ると、晄となってある方向へと放たれていく。リョウさんは、それがふみこと想えないとも知っている。心が穏やかであるなら、今のままでが相応しく笑顔になってはうれしい。あれから身辺に起き続けたことに、ふみこは感謝するばかりだ。
ふみこが、心を無にした途端に砂時計が現れた。空間の中空に、突如として黒い塊が視えたかと思う間にぽとりと落ちた。リョウを送って月に往った時、手にした砂時計だもの見間違う筈ない。ふみこは、これまでの事も決して夢でもなく今に至る時であったと知る。白兎も玉兎もいた記憶に加えて、リョウへの想いは変らぬ。
この世に心於きなく、いつでもあちらに逝けるものね。リョウに一目遇いたかったと想うが、もはや意識の中には存在しない。それにと、ふみこは想いを振り払う。もし遇えたとしても、リョウは驚きと戸惑いしか持たないだろう。輪廻転生を繰り返す中で、歳を重ね過ぎた。何もかもが変わり、何も変化することもないのが現実だ。
月の明るい夜、ふみこは庭に立ってリョウをよんでみる。何よりも愛しく大切な人を心に刻みつけて、ふみこは宙を観上げる。白兎と玉兎が月から翔け降り来ると、ふみこの手を取って一緒に踊ろうと誘う。ふみこはなんだか身体が軽くなり、あの衣装を纏う姿なのにも気づくと目の前に微笑むリョウが…温かな胸に飛び込んでいった。
長い間の、飽きてしまうような物語も一応endです。訪問や書き込みをして下さり、リアクションを続けての方々さまに篤くお礼を申します。本来はもっと長く、真実を書くことも控えておりますので加筆は別記と致します。エンジェルナンバーも、7777と999が見え369の数字も数回に及び他にも連番が続出。今日の佳き日に感謝して。
二十四節気 清明 春の陽射し強く、天空清く晴れ渡る、と言う意で、清明と呼ばれる。天一天上、大潮・閏如月 物語を終える日も必然的にと為り、使命を果たす日々を努めよう。
ふみこが、心を無にした途端に砂時計が現れた。空間の中空に、突如として黒い塊が視えたかと思う間にぽとりと落ちた。リョウを送って月に往った時、手にした砂時計だもの見間違う筈ない。ふみこは、これまでの事も決して夢でもなく今に至る時であったと知る。白兎も玉兎もいた記憶に加えて、リョウへの想いは変らぬ。
この世に心於きなく、いつでもあちらに逝けるものね。リョウに一目遇いたかったと想うが、もはや意識の中には存在しない。それにと、ふみこは想いを振り払う。もし遇えたとしても、リョウは驚きと戸惑いしか持たないだろう。輪廻転生を繰り返す中で、歳を重ね過ぎた。何もかもが変わり、何も変化することもないのが現実だ。
月の明るい夜、ふみこは庭に立ってリョウをよんでみる。何よりも愛しく大切な人を心に刻みつけて、ふみこは宙を観上げる。白兎と玉兎が月から翔け降り来ると、ふみこの手を取って一緒に踊ろうと誘う。ふみこはなんだか身体が軽くなり、あの衣装を纏う姿なのにも気づくと目の前に微笑むリョウが…温かな胸に飛び込んでいった。
長い間の、飽きてしまうような物語も一応endです。訪問や書き込みをして下さり、リアクションを続けての方々さまに篤くお礼を申します。本来はもっと長く、真実を書くことも控えておりますので加筆は別記と致します。エンジェルナンバーも、7777と999が見え369の数字も数回に及び他にも連番が続出。今日の佳き日に感謝して。
二十四節気 清明 春の陽射し強く、天空清く晴れ渡る、と言う意で、清明と呼ばれる。天一天上、大潮・閏如月 物語を終える日も必然的にと為り、使命を果たす日々を努めよう。