
庭木の葉っぱの裏に、夏の名残、せみの抜け殻を発見、カイガラムシは、敵意を持って、釜で木からはがしとっているが、聞くところによれば、7年の歳月を土の中で過ごして、日の目を見ると言われる「せみ」、夏を感じさせてくれて、時には、腹立たしいくらいうるさい泣き声、一週間で、命をなくしていくそうだ、孫と一緒に追い回した、夏の日々、「ごめんなさい」、虫かごの中で、命を落としたせみ達、木枯らしのあれすさぶ、今になっても、葉っぱに必死でしがみついている「ぬけがら」に、なんだか、感動した、本体は、とっくに土になっているのに、抜け殻は未だに、葉っぱにしがみついて、綺麗に残っている。
命って、何なのだろう、この世は、不思議な世界だ。

