サッカーの練習でも終えたのでしょうか、二人の少年が何やらか語り合っているようです。日が沈んで間もない公園はだんだんと夕闇が濃くなってゆきます。
空には夏の名残でしょうか、入道雲のようなものが浮かんでいます。少年たちもこの雲を見ているのでしょか。
このような情景も撮影は難しい条件がそろっています。少年たちの所は暗く、空はまだ明るく輝いています。両方をきれいに描写するのは非常に難しいのです。
オートで写せば多分空はきれいに写りますが、少年たちは真っ黒につぶれてしまいます。逆に少年たちをきれいに出すと、空は真っ白で雲も全くないただ白い空になってしまいます。空と少年たちを適当な明るさに描写するにはやはり露出補正が有効になってきます。
写真は空が少し明るくなっても、少年たちがつぶれないように露出補正をしました。夕暮れの感じが出たのではないかと思います。
実際の空は、もっと雲がはっきりとして空の青も、もう少し濃い青なのです。
リコーGX200 5.1~15.3ミリ F2.5~4.4 ISO100 絞優先 F2.5 シャッターオート
露出補正 +0.7