ホタルの夕べ
ソニー サイバーショット HX30V
先日、姿見の池で「ホタルを見る夕べ」と言う催し物があると聞き、ここ数十年ホタルを見たことが無かったので、出来れば写真を撮りたいと、愛用のカメラ2台持って出掛けた。
途中日が落ちた住宅街を写した。一寸露出不足の感じ。
会場には「ホタルの夕べ」のテントがあり、本格的だな・・・ホタルが池の周りを飛ぶようすが目に浮かび、役員さんご苦労様と声を掛ける。
ソニー サイバーショット HX30V
会場入り口前にはホタルを見たいと集った人々の行列が続いている。入り口を入ると、そこにはホタルの幼虫や餌になる巻貝が展示され来場者に説明をしていた。
ソニー サイバーショット HX30V
そこを過ぎるとまた長蛇の列が続く。大人も子供もホタルを見られるとあって半ば興奮気味な会話が交わされている。
その時、役員を務める知人に会った。彼曰く、実はホタルを放して見せるのではなく、虫かご又はビニールの袋の中のホタルを見せるのだと聞き、想像していた風景があっという間にしぼんでしまった。
一時間ほど待たされてやっと姿見の池に出る。木の枝に掛けられたビニール袋の中でなにやら光っている。
写真のような虫かごの中にホタルが入れられて光っている。写真どころでは無い。光しか見えない。何のために張り切ってカメラ二台を持ってきたのか・・・がっかりしてしまった。
聞く所によるとホタル一匹400円もするのでとても放す事はできないと言う事だった。
ソニー サイバーショット HX30V
期待はずれでがっかりしながら家路に着いた。家路につく人たちはこれで満足してのだろうか。
子どもの頃近くの小川で当たり前のように見ることが出来たホタル、購入したホタルを虫かごに入れて見なければならない現在。昔のような自然を取り戻すことが出来るのだろうか。
いろいろと考えさせられるひと時だった。