花菖蒲の色々
例によって花菖蒲の撮影に入る。あまりにも花数が多すぎて、度の花をどのように撮影したら綺麗に表現出来るのか。
花を主役にした作品を作りたいと思い、まず写真的に見栄えがする花を見つけて歩く。
使用カメラはソニーα7 (18~70ミリ・ 55~210ミリ)
先ず一般的な見た目の撮影をすればこの写真のような感じになる。
特に悪いというわけではないがいくつもの花が重なり合って、全体的にごちゃついた感じでやや見づらい写真になってしまう。
望遠にして撮影してみるがまだごちゃつき感が残る。つまり花の重なり具合が悪いのだ。菖蒲園の雰囲気は分かるかもしれない。
こんな二本の花をやっと見つけた。花が生き生きとしている。
花の間隔も良いようだ。絞りをf 8.0にセット二つの花にピントが合うようにしながらバックをボカス。
同じ所をアングルを変えて二枚。
左は遠くに花を数多くぼかしながら入れ、遠景に暗い部分を取り入れて見た。
右はやや高めのアングルで、バックの暗い部分をなくしてみた。
以上三枚の写真はどれも好きな写真だが、見る人によっては見方が違う所だろう。
最後に一輪だけを横位置で撮影してみたがどこか寂しい感じで面白みがない。
菖蒲園に来た時にこの場所でいったい何を撮影するのか、菖蒲園の雰囲気なのか、花の生態なのか、花の生態を見せながら自分のイメージを作品化するのか等を決めて撮影をすることが良い作品を生むことにつながるのではないだろうか。