修整
こんな場面を見つけた。花菖蒲一輪だけが咲きあとは蕾にようだ。
このようなフレーミングではちょっと雑然とした感じは免れない。
そこで上の写真をトリミングして縦位置で撮影した。その上修正を施して見た。
上の写真と見比べて見ると感じが違う。花の横の蕾が消えている事に気付くと思う。
それだけでも花の周辺がすっきりとした。写真ではここまでで止めているが、右下の枯れた花2輪を消せば尚すっきりとする。
これは写真修整ソフトで修整したものだが、銀塩写真の時代では簡単には出来なかったことがデジタルの時代になって簡単に出来るようになった。
かと言ってなんでもこのような修正をすればよいのかと云えば、さにあらず、写真は真実を告げるものと云う観点からすれば、私はこれは邪道だと思っているし、万々やむを得ない時のみに行うものだと思っている。
写真はシャッターを切った時点で、自分のイメージが100%定着されているのが理想的なのだ。