国分寺金堂跡
国分寺史跡に建つ「史跡」の石柱は脇にある大木に囲まれるようになっている。
如何にも史跡に相応しい感じだ。
史跡前の梅林?の中は一面に蕗で覆われていた。
栽培しているのか自然に任せているのかは不明だがものすごい数だ。
史跡石柱の後ろには金堂跡の石柱が有り、礎石が残っている。
正面のこんもりとした樹木は桜の大木だ。
桜の木の後ろには、最近設置された講堂跡の案内板が置かれていた。
講堂跡には礎石があった位置に平たい石が置かれ、講堂の広さが分かるようになっている。
この講堂跡は2~3年前に発掘調査が行われ、その後周囲にあった桜の古木を伐採して今日の講堂跡が再現された。
ただ残念なのは、伐採される前の桜は春になると見事に開花し、お花見には絶好の場所だったのに、それが伐採されてしまったことだ。
講堂跡の再現は良いとして周囲の桜は保存してもらいたかった。
講堂跡の後ろに当たる所に国分寺と記された石柱がある。
その周囲の桜の木も新緑で綺麗だった。
その奥の楼門も周囲の新緑に囲まれて美しかった。
夏も良し、秋も良し、冬もそれなりの風情が見られる国分寺は私の散歩道の王道だ。