修景池の大賀蓮
府中市郷土の森に修景池がある。
その池には初夏に大賀蓮が咲く。
大賀蓮は千葉県の検見川にある東京大学検見川厚生農場内の落合遺跡で、1951年3月、植物学者大賀一郎博士によって、地下6メートルの所から蓮の種3粒が発見され、約2000年前の蓮の種と確認された。
3粒の種の発芽を試みた所、一粒のみ発芽し、見事な花を咲かせた。
その事からこの蓮の花を大賀蓮と呼ばれるようになった。
現在では、日本各地で栽培されるようになった。
修景池には大賀博士の胸像が設置されている。
修景池はさほど大きな池ではなく、周囲300メートルくらいだろうか、池の所々に島?のようになった所に蓮が植えられている。
写真は最も広い場所(島)?で、近くに噴水が勢い良く吹き上がっている。
広い島?では、花は狭い所に密集した感じで咲いているので花一輪のアップを撮るのは望遠レンズを使ってもなかなか難しい。
この日は、時期的に早かったのかも知れないが、小さな島?の花は蕾の状態で、大きな島?の噴水近くの花のみと云った状況だった。
同じ写真をファンタジック仕上げにして見た。
ふわりとした柔らかい描写が心地よい。
ようやく一輪だけアップで撮れる花を見つけた。
この日の撮影は28~300ミリの望遠レンズを使用、大体が300ミリ辺りを使用している。
それでもこの写真の大きさがせいいっぱい。