カマキリの子供
近年、我が家の庭で昆虫の姿を見かけなくなったと嘆いたが、庭の植え込みなどをよく見ると名も知らぬ小さな虫を時々見つける事が出来る。
大きさが10ミリ以下と言う虫が多い。
蝶や蝉、トンボの類はめったに見られない。
カブトムシ、クワガタムシ、カナブン、カミキリムシに至っては全く見る事が出来ない。
昆虫とは違うが、カタツムリ、アオガエル、ガマガエル、なども見た事が無い。
夜、街灯の明かりに寄って来る虫や蛾の類も全くいない。
カマキリの子供を見つけた。
体長は3センチ位、羽はまだ生えていない。
カメラを近付けるとカメラに向かって威嚇する動作を見せる。
そんなカマキリが可愛らしく、何枚も写してしまった。
逆三角形の顔が愛らしい時もあれば、精悍な様相を見せる時もある。
両眼の大きさが顔全体の半分くらいを占める。
視覚で獲物を見つけるのだろうか。
触覚も見事に長い。
撮影していて、このカマキリの子供の餌になる小さな虫がいるのだろうか、虫がいなかったら餓死してしまうのではないだろうかなどと、思ってしまった。
成虫になれば羽も生え、行動範囲が広くなるので餌探しにはさほど困らないと思う。
子供たちの生存確率はどのような物なのだろうかと考えてしまった。
撮影を終わり、おい確りと生きろよ!とエールを送った。