空き地の雑草
我が家の並びに今年住宅が取り壊され、空き地になっている所がある。
梅雨時と相まって雑草が生い茂る土地になっている。
そんな中から目にした雑草を2~3撮影した。
一口に雑草と片つけられている植物たちにもそれぞれ立派な名前が付けられている。
通称「ねこじゃらし」と云うこの植物、この穂先で良く猫をじゃらして遊んだものだ。
そんなところから通称「ねこじゃらし」の名がついたが、本当の名前は確か「エノコログサ」だったと思う。
大きさ15ミリ位の花。
子供の頃この花をちぎり、花に唾液を付け自分の鼻に付け「天狗だぞー」等と云って遊んだものだ。
子供の頃はこの花を「天狗草」等と呼んでいた。
ただ鼻に付けたときの強い異臭には閉口した。
その植物の名は「ヘクソカズラ」。
如何にも異臭が漂いそうな名前だ。
この花は子供の頃は「赤マンマ」と呼んでいた。
確か白い花もあり、「白マンマ」と云ってままごと遊びに使っていた。
本名は残念ながら知らない。
草むらに隠れてはっきりと分からないが通称「カヤツリグサ」と呼んでいた植物。
茎の部分が三角錐のようになっていて子供二人で茎の両端から二つに割いて行くとその茎は四角に広がって行き、恰も蚊帳を吊ったように見える所から「カヤツリグサ」と呼んでいた。
本名は知らない。
「ヤブガラシ」の花。
蔓状の植物で繁殖力が強く、やぶや生垣等に繁殖し、取りついた植物を枯らしてしまう。
そんなところから付いた名前だろう。
この実はまだ青いが成熟すると紫色になる。
本体は成長が早くあっという間に大木ならぬ大草になる。
この熟した実を潰して布の端切れなどを紫に染めたりして遊んだものだ。
この植物の名も知らない。
このように雑草には名前が付けられているが、殆ど知る人はいない。
老骨の知るのは春先に咲く「ほとけのざ」とか「踊子草」「ハルシオン」等位だろうか。
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