忍野の富士 赤外写真
当時は高価で失敗しやすいカラーフイルムを使う事はあまり一般的ではなく、モノクロ写真が主流であった。
富士を撮影するに当たってはモノクロフイルムも使っていたが、普通のパンクロフィルムにでは飽き足らず、時にはハイコントラストな赤外写真を撮りたくなり、赤外フイルムを使う事もしばしばあった。
赤外フイルムは、簡単に言えば赤外線で反射してくる物体を捉えて撮影するものだ。
赤外フイルムでの撮影時にはレンズに濃い赤いフィルターを掛ける。
それによって無限大のピント位置がずれ、その補正をしなければならなかった。又露出時間も長くなり、三脚の使用が絶対条件だった。写真は赤外フイルムによる撮影した忍野の富士。
同じ場所からの撮影だが望遠レンズを使用。
富士山の高さを表現すると共に迫力のある風景になった。
忍野桂川べりからの富士山。
望遠で富士山頂付近を撮影。
正面に登山道が見える。
赤外写真はコントラストは強くなるが、迫力のある表現が得られる。
写真のプリントは私自身が行ったもの。
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