忍野村の富士
30年以上も前になるだろうか、富士山の撮影にのめり込んでいた時期があった。
月2回の日曜日には朝3時頃に車で家を出発、忍野村には7時ころ到着。
富士山の撮影に入る。
と云えば簡単なようだが、現地に着いたら曇ってしまい一日中富士の姿が見えずやむなく帰宅すると云う事はしょっちゅうあった。
おまけに初めの頃は高速道路が無く、山中湖まで5時間以上かかった。
中央道が出来てからでも大月から河口湖までは高速が無く、一般道を走った。
それでも3時間以上かかった。
それほどまでして撮影に行く魅力が富士山にはあった。
当時はまだフイルムの時代で、カラーフイルムでの撮影だったが、上手くきれいに撮れるという保証はなかった。
写真店に現像に出し、仕上がってくるのが楽しみと不安が入り混じった複雑な気持ちだった。
上手く撮れていた時の嬉しさは現在のデジカメ時代には味わう事が出来ない感動だった。
1月の忍野村の午前7時30分頃の写真。
桂川沿いの枯れすすきに霧氷が付くのだがこの日は川霧が立たず霧氷は出来なかったようだ。
残雪が所々に見られ気温は氷点下だ。
素手で三脚を持つと手が三脚に凍り付く。
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