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昨日に続き今日も水滴です。バックを鮮やかなブルーになるように撮影ポジションを変えました。。
この写真の場合、赤い実が付いている枝を取り込み画面に変化をつけています。枝の部分が少し多いような気がします。枝の上部を半分くらい切り取った方が画面が締まると思いますね。
この写真は水滴にピントを合わせてみました。水滴が小さいので中に写っている周りの景色が良くわかりませんが、ややボケているかと思いますが、まあまあの出来かなと思っています。
この写真はおもいきって水滴をアップにしてみました。水滴の中が良く見えるようにと白バックにしました。
ピント合わせの位置が赤い実の手前に合ってしまい水滴の中がボケていまいましたね。
マクロレンズの最短撮影距離1:1の接写ですが、この場合被写界深度が非常に浅くなり、奥までピントが合いません。そこで最小絞F32まで絞り込む必要があります。
それでもこんな状態です。
それは、赤い実の手前から水滴に写り込んでいる周りの風景までの距離は、実際はすごい距離差があるのです。
例えば赤い実からレンズまでの距離3センチから、数十メートル先の風景までを写し込むわけで、いくら絞りを絞り込んでも両者にピントを合わせることは不可能なのです。
水滴を写すプロがいます。その人の話によりますと、水滴を写すには最小絞F64からF128以上が付いているレンズが欲しい、そして、撮影に当たってはそのレンズに接写レンズNO.10位のものを2~3枚用意して、それらを適当に組み合わせて取り付けて撮影する、ということを話しています。
その人はその条件を満たすレンズを探し、自分のカメラに取り付けられるように加工して使っているそうです。
以上水滴撮影に関するお話をしましたが、お判りになったでしょうか。
キャノンEOSKissデジタル 90ミリマクロ F2.8 ISO400
絞 F32 1/15~8秒 WB オート 露出補正 上 -0.7 中 +0.7