ちょっときれい過ぎるピッツェリア。 カウンターのぐるりには薔薇の花が入ったワイングラスが並んでいる。カッカッカッ・・・ちょっと、ケツがこそばゆい。遅い昼飯にグラスワインなどを付けると、いかにも気取ってるような気がして気が引ける。そんな食いもんかぇ?ピッツァ。
ここのピッツァはナポリのコンテストで優勝したとかいうもの。
でもね、いかに製法を教えたって、焼き手のピッツァヨーロが違えば味だって違ってくるってぐらいデリケートな食い物っていうぢゃないか。窯も客席から距離がありそうで、なんだかな~。窯の火が見える場所で焼き立ての火傷しそうなのに齧り付きたい。
まぁいいや、頼んだのは、プレーンなマルガリータ。グラスの赤ワインはランチにはちょいと重い。ソーダで割った白のスプリッツァーにしときゃよかった。
ふむふむ・・・といった感じ。それなりに旨いが、もっと生地の旨さがあってもいい。
最初は快調だったが、次第に単調になってくる。唐辛子のオリーブオイルをかける。
バジルも、もうちょいシャンとしたものが欲しいね。シーズンオフか?
よく見なきゃ、お茶の葉をこぼしましたって程度ぢゃないか。
フレッシュなトマトとソースは生地に絡まず、折り畳んで食べるがこぼれそうになる。
もうちいとじっとしててもらいたい。
家でやると、こんなには上手く行かないが、それはそれで旨いもんだぜぇ。
大体こんなに気取ったピッツァで男一人は気づまりで。お好み焼き屋のおばはんみたいなのがやるピザ屋ができなけりゃ、根付いたとは言えないんぢゃないのかね。
ピッツァ・サルヴァトーレ・クオモ 梅田 大阪市北区曽根崎2