うちの近隣のステーキハウスなど、一人前90グラムとかそんなんですよ。
たまに「肉食いたい!」という時は、そんなんぢゃ駄目なのだ。
というわけで、買ってきた和牛の肉を焼くことにする。
うちのおばあちゃんなどはテキと言うてたような。
今のようなステーキなどとは言わずビフテキ。それ以前は、ビステキと言ってたようである。
佐賀牛か宮崎牛か忘れてしまった。いずれ九州。
上がフィレ、下はロース。
グラム数は300を切るぐらい。たまに食うんだから、それぐらいは食いたい。
ステーキはほとんどが素材で決まるだろう。 あとは早めに冷蔵庫から出して、
室温に戻してやること。そうすると、小豆色から、赤くきれいに発色して来る。
九州産はサシがキツい。これでも僕には多いぐらいだ。
肉の旨さを引き出すのは塩のあて方だと思うので、
ちょっと強めに塩をする。胡椒もしっかり効かせる。
油はサラダ油+牛脂。 冷たいうちにニンニクのスライスを入れて、
香りを出し、適宜取り出し、ニンニクチップとする。
表面はしっかり目に焼く。 メイラード反応により焦げ自体が調味料となる。
家人のためのフィレは、さらにウェルダンに。
ふむ…旨い! これを上出来と言っちゃあ、ステーキ屋のコックさんに悪いが
誤解を恐れずに言うと、塩胡椒して焼きゃあ、なんとか食えるものにはなる。
でも、 そこそこ食えるぞ!!
完全に焼肉に持っていかれているが、たまには肉にかぶりつくダイナミズムを!
といったって、ナイフで一口サイズに切るんだがな。
コリアンバーベキュー、つまりは韓国風焼肉ばかりに牛耳られてたまるか。
ビフテキの逆襲を!!
海外のようにビーフやターキーを切り分けるのは家長のつとめ。
日本も親爺がビフテキを焼くぞ!!という日を作るのはどうだろう。
すき焼きの団らんも遠くなってしまったが。
ワインはスペインのアゴストン。
イノシシのラベルがご愛敬。
グルナッシュ&シラーのしっかりタイプ。
サーロインの油をすっと流してくれる。 やっぱ肉にゃ赤だな。