さて、初日(2月1日)雨もよう。 松竹座にはまずまずのお客さんが詰めかけた。 よかった…。
よくを言えば、ここといい京都南座といい、もはや座席が昔の人サイズ。
横に大男に座られたら窮屈で仕方ないし、前の座席との間が狭すぎる。
観劇中、知らない隣人と肩が触れ合うのは不快なものだ。
シネコンのゆったりした座席に馴れた現代人には、もはや苦痛を強いるようなもの。
国際化も考えた時、大改造もぼちぼち本格化すべきだと言っておく。
芝居は快調に進む。
1時間10分で一幕終了、30分の中入り。
急いで向かったのは、お隣り「はり重」の新御堂側に面した「はり重カレーショップ」。
ここでササッとカレーなんかをやっつけよう。
たのんだのは、とんかつカレー ¥950
ここのカレーソースは、昔風の欧風カレーだ。
百貨店の大食堂なんかこの感じだった。
脂の少ない、食べやすいとんかつではある。
とんかつの衣はカレーソースを吸ってしまうので、
カレーをかけるのではなく、ここのように上にカツを載せるのがよろしい。
アタシの場合、ここにウスターソースをかけたい派。
つまり、とんかつそのままと、カツカレーの両方が楽しめるというわけ。
ベテランのホール係も、なつかし系である。
そうだ…初日の前に、忘れてはいけない出来事があった。
赤井くんも病床を訪れて励ましていたが、初日の幕が上がるのを知らずに逝った。
ET-KINGの顔であり、精神的支柱だったいときんの死。
この芝居の告知の豆まきの記事と隣り合って死亡記事が出た。なんたる巡り合わせ。
しかし、幕は開く。 SHOW MUST GO ON 客は待っていてはくれない。
いときん高い処から見ててくれ。 R.I.P.
道頓堀川の船上、ありし日のいときん