とてもソフトな声で、とても滑らかな店内放送を耳にするようになったのは・・・。
確か、4月以降。タイムサービスの時間帯には、青果、鮮魚、惣菜、そして我がグロッサリーと、先を争うかのごとく、店内放送が聞こえてくる。
「さっき、店内放送で言っていた、**って、どこにあるんですか?」
「8番レジ前です」
このようにお尋ねになるお客様が結構いるということは・・・。
皆さん、聞いているんですね!
最近、耳にするようになったグロッサリー商品についての特売の店内放送。これは、きっと、プロを雇ったのだ!と思っていた。
桃木副店長が片手で長台車を引っ張りながら、マイクを手に持ち店内放送をしている姿を見かけるまでは・・・。
あれっ!?新副店長だったんだ!
新発見!
これまでも、店内放送については話題にしてきたが・・・。
西村チーフの「おもしろ注意:矢木さん 店内放送」
店長の「風に吹かれて豆腐屋ジョニー男前豆腐」
カトちゃんの「鈴木鈴子さん、10番まで!また来てるんですよ、外人」
ある日、(ほんの数日前だが)カップラーメンの補充をしていた私と康永君。いつもの桃木車副店長の店内放送が聞こえてきた。
「今度の副店長、店内放送、上手だよね!」
「ほんと、八百屋さんみたいに声が良くとおってますよね」
やっ・・・八百屋・・・。
ちと、私とは、イメージが違う気もするが・・・。
あのソフトな感じは、八百屋というよりは、高級デパートでは・・・?
その後、バックで桃木副店長に会ったので、思わず話しかけた。
「最初、プロだと思ってました。マイクを通すと声が違って聞こえるんです」
「へえ~、それは、自分では気付かなかったな。俺、こういう風にマイクを半分隠すようにして持つんですよ。だから、声がこもったように聞こえるのかも。やってみますか?」
桃木車副店長は、そういうと、私にマイクを差し出した。
「いっ・・・いいえ、私は駄目です 康永君、八百屋さんみたいに声がとおりますよねって言ってましたよ」
急にマイクを差し出され、気が動転した私は、とっさに話題を変えるため、康永君のオモシロ意見を述べた。
ごめんよ、康永君。
「あっ・・・アイツう~~~(一人で・・・にこりっ)」
さっ・・・さすがプロ!
一人ごと・・・の・・・あとも・・・(^_^*) にこっを実行するとは!
そして、約10分後・・・。
「只今より・・・」
ん・・・!? 気のせいか、声がうわずっているような・・・?いつもの滑らかさが、ちと、たりないかも・・・。
私に褒められた直後で、意識しすぎちゃったのかも・・・しれません。
桃木車副店長、34歳。
にこりっ^_^*のプロも、やはり、人の子でしたか!(爆)