日々のあれこれ

現在は仕事に関わること以外の日々の「あれこれ」を綴っております♪
ここ数年は 主に楽器演奏🎹🎻🎸と読書📚

俺、ミナミ@@; ~副店長って辛いのよぉ~ ブラックモンブラン編

2011-07-01 01:29:26 | とある街のとあるスーパー

俺、ミナミ@@;

名前は、もうある。

そのまんまミナミちゃんだ。

愛読書は今も変わらず明治の文豪、

夏目漱石、著:『我輩はちょびである』

ちょび嬢

もとい、『我輩は猫である』 だ。

俺は今夜も徹夜で 『お客様の声』に名(迷)回答を書いていた。

これも副店長の大切な仕事の一部だ。

例のクレームについては、例のごとく、鈴木すず子が俺に代わり、

『とあるスーパー本社の裏側に牛舎を建てたら良いでしょう。そこでモーさんを飼育し、フレッシュミルクを朝一番でお届け♪』

と回答したため、更なるクレームが舞い込み、上司の俺はクレーム処理に追われた。副店長って辛いのよ。

今夜は今のところ、無理難題なお客様の『声』は、どうやらないようだ。

俺はスラスラ~と真摯に回答を書いていく・・・。

いやぁ、今夜は調子いいぜ。

これなら日付けが変わる前に仕事が終わりそうだ。

いつの間にやら俺は、シルバーウィークには娘と何処へ行こうか・・・と考え始めた。

秋の行楽かぁ。

夏なら水族館だが、秋なら動物園? いや、遊園地? 有給休暇が取れれば、スイスなんていいかも・・・いや、ちょっと遠いなぁ。日本アルプスなら可能か・・・。

アルプス山脈の山々の風景が、俺の目の前に広がった・・・。

そうだっ!

仕事帰りに ブラックモンブランを買って帰るとするか!

俺と娘の分、2個でよいだろう。(嫁にはもっと高級なアイスを・・・

俺は心の中で呟きつつ、手元に視線を落とした。

お客様の声は、あと数枚だけ残っている。

これらは自宅へ持ち帰り、娘が起きている時間内に帰宅するとしよう。

俺は2枚のお客様の声を内ポケットにしまい、従業員出入口から外に出ると、俺自慢の『とあるカー』で近くの24時間オープンしているスーパーに立ち寄った。

ところで、ブラックモンブランって、今、いくらだっけ?

俺が幼いガキの頃は、50円玉一つで買えたアイスだったのだが・・・?

そんなことを思いながらアイス売場を覗くと、超運が良いことに、週末は すべてのアイスは4割引きというポップが目に入った。

これなら50円でも、1個は買える!

いつだったか弁当を買おうとレジに並び、財布を開けると50円玉一個しか入っておらず、非常に恥ずかしい思いをしたことがあった。

さらに恥ずかしかったのは、俺がつい ぽろっと鈴木すず子に話してしまったことで、

副店長、小使い50円しか持たされていないんだ。せめて、職場では威張らせてあげよう~

などと言われたことだ。

今回は、そんなことはあるまいと、財布を開けた俺は、愕然とした。(ここからフィクションです?)

今夜も何かの手違いで、財布の中には50円玉が一個のみ・・・。

俺って辛いのよぉ。

もっ・・・モンブランが・・・50円では、一個しか、買えない!

俺は、アイス売場を行ったり来たりしながら、しばらく考えた。

俺は今夜、ど~してもブラックモンブランが食べたいっ!

食べたい、と思ったら、とにかく食べたいのだ。

だが、俺独りで食べるのは気が引ける。

何より娘と一緒に同じものを食べたい。

俺は再び売場のブラックモンブランを覗き込み、じ~~~と見つめた。

俺に透視能力でもあればなぁ。

どれが当たり! なのか、分かれば小使い50円でも、何も問題はないのだが・・・。

ここは、いっちょ~この俺が、見事!! 当たりを透視してやるかぁ。

と、意気込んではみたものの・・・

実際には無理だ。

俺は、ため息をつきつつ、何故か無意識の内に、退社前にポケットにしまった筈のまだ、目を通してはいなかった、最後の数枚のお客様の声を取り出した。

 

とあるスーパーさんへ
「ブラックモンブランの当たり☆を見つける方法を、こっそり教えて下さい」

こっ・・・これは・・・!

まさしく、今の俺の疑問ではないかいっ!

しかも、子供の字で書かれてある!!!

すべてのブラックモンブランを開封して食べてみるしか、ないですわ。

しかし、これでは予算オーバー。

50円じゃ、おさまりきれないですわぁ。

何方か、明案なかですかい?

俺は、数ある売り場のブラックモンブランの内、ひときわ『ワシを買って! ワシ、ワシ!』と、買って頂戴オーラを漂わせているブラックモンブランを透視能力により? 探り当てた。

可愛いおこちゃまの 『お客様の声』に、俺、ミナミちゃんも思わず微笑む。

こ~んなお客様の声なら、いつでも歓迎するぜぃ。

 

尚、この 『声』は、実際にエフコープ生協に寄せられたものだそうです。(ここから、すず) 生協の岳さまから過去記事のコメント欄に頂いた『声』を元に、このお話を書きました。 実際には、どのように回答されたのでしょうね?? 其処の貴方っ! 名案があれば、教えてねん。 By すず

追伸・・・ 2009年9月初登場記事より抜粋。いや~懐かしいねぇ。北部九州は昨日、午後から雨でしたが、梅雨明けすれば、夏本番☆ そして九州佐賀で生まれたアイス、ブラックモンブランの季節たい!

そして本日、2011年7月1日よりgoodbook出版社サイトにて、「とある街のとあるスーパー物語」の続編というよりは、姉妹編が遂にスタートしましたぁ パチパチパチッ

その名も「俺、ミナミ@@; ~副店長って辛いのよぉ~」です。

南副店長(当時)が大活躍する物語をお楽しみ下さいませ~

あ・・・それからね!

この連載は、この一カ月間、紙の本の書籍化が決定した場合の予約受付中です。 500冊を超えれば100%の確実で皆さんも手元に書籍として届きますのよ わくわくドキドキな企画でしょ? 是非、注文予約して、南副店長を貴方の手元に置いて下さい。 仕事って、色々あるけれど、愉快な職場の仲間がいて成り立つ楽しいもの。 それを思い起こさせてくれる本に仕上げたいと思っております。 南副店長(現在はスピード出世し、店長ですが)を応援してね

毎日更新される出版社の掲載サイトはこちら(ご予約も こちらから)

http://goodbook.jp/newpage128.html

 

すず

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