日々のあれこれ

現在は仕事に関わること以外の日々の「あれこれ」を綴っております♪
ここ数年は 主に楽器演奏🎹🎻🎸と読書📚

御厨まさと:著 『僕たちの70's(セブンティーズ)あの混沌とした、輝ける時代 』

2016-07-11 23:17:48 | 読書

 随分前、著者ご本人から購入しました。私と同じく福岡在住でFBでお世話になっております。過去に2冊の著書をブログにてご紹介しましたので、お名前を覚えていらっしゃる方も…いらっしゃるかと…? 

 過去2冊の著書は、購入と同時に一気読みでしたが、今回の著書はこれまでとは勝手が違います。70年代辞典的な読み物というか、何処から読んでも、つまみ食いしてもOKな感じです。実際、私も気になった箇所から読み、しばらく置いておき、また思いだしたように…といったような読み方をしました。Youtubeで懐かしくなって、改めて聴いてみた曲もありました。それゆえ紹介が遅くなってしまいました。

 69年生まれの私は、70年代は赤ちゃん~幼児期~小学校低学年です。その時期、この世に送りだされた歌、曲、映画、CM、事件などなどが紹介されています。全く知らないものもあれば、懐かしい~と思うものもありました。キャンディーズ、ピンク・レディーなどがそれでしょうか。特に好きだったのは、打者、王さんがモデルとしか思えない曲、サウスポー。当時は野球に詳しくなかったので、わけも分からず歌っていた歌詞もあります。「弱気なサインに首を振り…」くらいは分りますが(笑) ドリフターズも懐かしいです。家族そろって同じテレビ場組を観る、なんてこと、最近は少ないのでは? スマホ片手に、それぞれに…になっていそうです。

 リアルタイムでは知らないものの、ヒットから20年近く経ってから親友を通じて知った懐かしい曲も紹介されていました。その中の一曲が、

Bridge over troubled water サイモン&ガーファンクル『明日に架ける橋』 です。ギターで弾き語りをしながらこの曲を紹介してくれた友達自身、"This song was just a "common sense song" until I met you. It's YOU who give the meaning to this song" と語っていました。こんなに嬉しいことは無かったです。Because that was the first time I felt I found someone very special, so trusting friend in life. 

皆さんにとっての70年代は? 今回は洋楽を一曲選びましたが、もし機会があれば、See you again and let me talk more about the 70's for me!

 

 

 

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ローマ人の物語⑭⑮⑯巻 パスク・ロマーナ

2016-07-11 20:35:21 | 読書

 ユリウス・カエサルの養子オクタヴィアヌスは、カエサルの暗殺により、突然19歳の若さで後継者となる。ユリウスが遺言書を残し跡継ぎとしたのが彼だったが、ユリウス自身、遺言書を残して数年後に暗殺されるなどとは、思ってもいなかったであろうからあと何十年かは元気でいると仮定して…の若き跡継ぎだった…? その若き後継者は胃腸が弱く、戦場で力を発揮するタイプではなく、しかし平穏な時代を統治するにはふさわしい人物だったようだ。結局、77歳という長寿を全うし、若くして国政を任された訳だから、彼には時間があった。

 著者、塩見七生氏によると、「アウグストゥス」それは、権力抗争からは超超した立場を意味したらしい。以後、彼はオクタヴィアヌスではなく、アウグストゥスと呼ばれることになる。

 もう一つ、インぺラトール。”これもまた、亡き父カエサルに認められていた使用権を自分にも認めてほしい、という彼の要請に許可を与えた元老院にしてみれば、勝戦の将に兵士たちが贈る呼び名にすぎなかったのである。だが、この名称の使用権が、彼に認められていたローマ全軍の最高司令権を意味する「インぺリウム・プロコンスラーレ・マ亻ウス」と連結すると、「インぺラトール」とは、ローマ全軍の終身最高司令官ということになるのだった。”(116ページ 5-10行目から引用)

 彼はカエサルが目指した「帝政」ではなく、キケロや元老院が求めた「共和政」への復帰を宣言するのだ。遺言は?義理の父、カエサルの意思は?と思うが、これには訳がある。敵を作っては目的を果たせない。周到な準備や根回しを以って事実上、カエサルが目指した「帝政」を着実に形作っていくところは、後の世に生まれ、歴史や父から学んだからかもしれない。七生さん曰く、「ローマの『第一人者』としての地位を元老院も認め、カエサルの理想であった『帝政』への巧妙な布石であった」とし、天才カエサルの構想を実現した初代皇帝の生涯を通じ、帝政の成り立ちを明らかにしている。

 現在とは違うのだから、消費税とはいわないが、税金は低く抑え、時には自腹を切ることもし、ローマ人の伝統でもあるが彼もまたローマ国内においても、その先においてもインフラにも力を注いでいる。(日本が台湾や朝鮮半島にてインフラ整備をしたことと似て…というと叩かれるかもしれないが共通点も感じる)ただ、カルタゴやシリアなどすでに文明国家であった国においてのインフラ整備は現地の人に、その必要性も理解され、感謝もされたが、そうではない地帯…当時はゲルマン部族(多くの部族がゲリラ戦法で…というような場所)においては、インフラの意味も理解されず、ローマ人も苦労したようだ。

 カエサルとアウグストゥス。二人の決定的な違いは、カエサルは血縁よりも能力重視というか、適材適所というか… その一方で、アウグストゥスは何処までも血縁にこだわった、という点である。すでに結婚している娘までも離婚させ、血を継ぐ跡取りを一人でも多く得るため、政略結婚を繰り返させている。法律までも作り、(不倫は罰せられた)身内でも容赦なく、実際、実の娘と孫娘を島流しにしているのだから、驚いた。父であるカエサルは、あれだけ複数の恋人(不倫相手)がいたというのに…(苦笑)

 いずれにせよ、彼によって、ローマは約200年もの間、平和が続く。(まるで戦国時代の後の江戸時代)3冊に渡ってその間の歴史を読んだが、正直、ハンニバル戦記やユリウス・カエサルのようなワクワク感はなかった…がしかし、若くして偉大なる父、カエサルの後を継ぎ、病弱ながらも77歳まで生き、平和なローマを築き上げた彼の物語もまた、日本のあらゆる時代と比較しつつ読むことができて、とても興味深いものだった。七生さんがいう「平和はただではない」「平和を維持するにはお金がかかる」ただ祈るだけでは平和は維持できないという言葉が今日の世界情勢…止まらぬテロ社会には重く響く… 今も昔も自衛隊に国外へ出ていってほしくはない。それができる憲法改正には反対の立場だ。最初から日本の憲法は日本人の手によって作られるべきものであったのに… パスク・ロマーナとは、ローマによってもたらされた平和だった。パスク・ザ ワールドとなるために今、古代ローマから学ぶものは何だろうと考えてしまう夜だった…。

 

 

 

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選挙結果

2016-07-11 07:15:59 | Weblog

 終わってみれば、与党の大勝でした…維新が議席を伸ばした…ってことは憲法改正も…夜中の1時頃までしかテレビ中継も観ていないので、最終的な議席はまだ確認していませんけど…。投票率も開票率98%の時点で52%は超えたようで、前回 過半数を割った時よりはアップ。

 ここ二週間、goodbook出版から購入した本2冊と、しばらく前に購入はしたものの、目を通していなかった本を読んでいたため、図書館からは全く本を貸し出していませんでした。昨日、久々に図書館にも立ち寄ったので、ローマ人の物語の続きを借りてきました♪ ユリウス。カエサル後のローマは、しばらく混乱が続きましたが、エジプト王女クレオパトラが自害したことで、ようやくローマにも平和な時間が流れるようです…、そこを只今、読書中。(選挙結果を見ながら、本も同時に読んでいたってことになりますが)

 今日から月曜日。また忙しい一週間の始まりです!ファイト☆

Comments (2)
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