日々のあれこれ

現在は仕事に関わること以外の日々の「あれこれ」を綴っております♪
ここ数年は 主に楽器演奏🎹🎻🎸と読書📚

阪急電車 著:有川浩

2017-05-16 01:00:47 | 読書

休日の読書 『知的生活を求めて』 著:渡部昇一

 今から15年前、海外から帰国し、台湾の李登輝さんと同じくらい好んで読んだ著者の一人です。渡部昇一先生。先日、ニュース報道で亡くなられたことを知り、ショックでした。専門は英語。海外留学経験など、自分自身が体験したことと似た経験を渡部先生もされていたことを知り、雲の上の人でありながら身近に感じたものです。日本の外から日本を眺めてみなければ決して感じることがない日本人論や近代史など、多大なる影響を受けました。チャンスがあれば、「知的生活を求めて」再び手に取ってみたいと思います。

 

 今夜、読み終えたのは、有川浩さんの『阪急電車』 二週間に一度、図書館に通う男女が、本10冊を詰めても簡単に壊れない鞄持参でいきなり登場! そう、二週間に一度ね。だって本は一人10冊まで、二週間借りることが出来るから! 出だしの部分のこの若い男女と似たような経験は、誰しもあるのでは…?と思います。図書館へ行く曜日も時間帯も、だいたい決まっているので、顔ぶれが…何となく…で! 自分と似た著者が好きなのかな、同じ著者の本が並んだ場所へ自分が動くと相手も移動してくるんだけど…。 お互い邪魔にならないよう、いつもなら、順番に次の棚へ移動するところを 一気に三段跳び? (流石にここへは来ないわね)と、安心して文庫本コーナーからハードカバーの棚が並ぶ場所にしゃがみこんで品定めをしていると… ふと視線を感じて顔を上げてみる。向かい側の棚に さっきの人がいて、こっちを見ている。そのまま数秒間、目もそらさずに見てしまいました…相手の顔を… 5秒後には完全に我にかえり、最後の一冊を手に取ってカウンターへ。 (見たことあるかも…)と思った瞬間、もう、その方のことは忘れていたのですが、「阪急電車」を開いて読み始めてすぐ、忘れていた記憶が見事に蘇りました。有川さんの小説では恋に発展しますが、「時々見かける方かも」だったり、「好きな著者やジャンルが一緒なのかも」といった名前も知らない、知り合いでもない、だけど顔見知りな図書館仲間? みたいなことって誰にでも(図書館へ通っていれば、って条件付きね、勿論)あるある~じゃないかなー。

…と、ここまでで、一気に読者を阪急電車に惹き付けてしまいます。電車の中でも本を読んでいました。通勤・通学が電車だった時期も結構あったしなぁ~ この本には実に様々な乗客が登場します。一駅ごとに、新たな出会い、次の出会いへとつながっていく… さりげない日常を切り取った、幸せいっぱいになる物語でした

 

サンパラソル、だそうです。名前の通り、太陽で出来た傘みたい~

Comments (2)
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