何度やっても真っ黒になった画像が一昨日から再び元に戻りました。…とはいえ、本日、再び本文を書いていると画面の一部が黒くなり… それでも三日前よりはずっとマシ! なので諦めていたブックカバーチャレンジの続きを書こうと思います。
中学生編では、すでに小説では氷室冴子さん、新井素子さん、漫画では あさりぎ夕さん、原ちえこさん等と作品について書きました。読書は一番の趣味でしたが、もう一つ、
高校野球! これは避けては通れませぬ!
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九州勢を応援するのは当然として、中学生の自分が夢中になったのは、蔦監督率いる池田高校野球部でした。「さわやかイレブン」「やまびこ打線」「叩きつけるバッティング」
どんなに強くても、勝ち続けても、さわやかさを失わない。PL学園や横浜といった強豪校のように、強すぎて憎らしい、何て感じない。テレビ取材に追いかけられ、雨に濡れながらもグラウンドで はしゃぎながら練習している。蔦監督が、練習はもうやめ!と言ってもいうことをきかない。「まぁ、いいか。子供の水遊びじゃ」と蔦監督。
そういった、グラウンドの風景が今も尚、記憶の中で鮮明なんだよなぁ。テレビ画面を通して見ていただけなのに。以前も何処かに書いたが、中学女子だった私、当時は本気で徳島県立池田高校まで、見学に行きたかった!その方法と旅費さえあれば!✋
「輝く池高 我らが池高
池高 池高 ~♪
おお~ 我らが池高~♪」
でしたよね、校歌。
母校以外の校歌を覚えるなんて、後にも先にも池田高校のみ!
新聞の切り抜き。実はまだ机の引き出しに取ってあったのです。ノートや日記と共に。阿久悠さんの『甲子園の詩』も連載されていました。中学・高校共に福武書店(今のベネッセ)チャレンジをやっていたのですが、書籍紹介の欄で、『甲子園の詩』をまとめた本が福武書店から発売されると知り、早速申し込みました。予約して購入したのは、この本が人生初じゃないかなぁ。
『やまびこが消えた日』
「水野が打たれるなんて」
試合終了後、チームメイトはあの日、そう呟きました。吉田選手だったと記憶していますが、違ったかもしれません。
前日の試合では、水野投手は頭部に打球を受け、本調子では無かった筈です。清原、桑田といった1年生選手に打たれる水野投手を見て、アルプス席で応援していた池高校の生徒の一部は、あろうことか、「負けろ~」と叫んでいました。男子生徒です。中学生だった自分は、信じられない光景に呆れてしまった… 負けている時だから、余計に応援すべきなのに。負けろ~って何? 高校生のお兄さん方、ひどいじゃない? それだけ池高が勝つことが当たり前になっているのか、とも。凄いプレッシャーの中で試合をしてきたのかもしれません。さわやかだから、いつも笑顔だったから、(特にアンパンマンと呼ばれた水野投手)気付けなかった… そんな風に思い、試合終了の合図で涙ぐんでしまいましたっけ。
「まるで国が敗れたようだ…」阿久悠さんは、そのように述べています。国が負ける。戦後生まれの私には分る筈がありません。それでも、その時は、そうだ、と感じました。しばらく放心状態だったから。福岡代表の久留米と池田高校がベスト4で当たれば良かったのに…とすら、思いました。 その後、行なわれた福岡代表の試合には、全く熱が入りませんでした。久留米高は、コテンパンに負けました。相手は何処だったか覚えていない。池高の敗戦が強烈過ぎて。 私の夏も、あの日、池高と共に終わってしまった…
夏、春、夏、史上初の3連覇は叶わなかったけれど、あの日から十数年後に福岡ダイエーホークス、そして福岡ソフトバンクホークスとなり、今も野球を楽しめています。V3も。自分の教え子も甲子園出場、2度も果たしました。勿論、福岡県代表として。
それにしても。何故だか、優勝した試合より、負けて悔しい思いをした(プレーオフ、クライマックスシリーズ)そんな試合の方が鮮明に覚えているのよね。無念。ホークスの場合は、この一語に尽きる! 眠れないほど、監督、選手のこと。考えていたりして。
もう一度、動画を登場させてすみませーん!
即興演奏の『栄冠は君に輝く』作曲:古関裕而
『エール』まさか再び子役時代から観ることになるなんて。
だけど、2度目だから分かることが結構ある!
例えばオリンピックの開会式の日。あれは藤堂先生のお墓だったんだ…とか。あのおじいさんは、大将だったんだ、とか。
次回は、やっと(苦笑)高校編です。更新は、いつになるか…なぁ。
古関裕而さん NHKスポーツ中継の曲&栄冠は君に輝く