日々のあれこれ

現在は仕事に関わること以外の日々の「あれこれ」を綴っております♪
ここ数年は 主に楽器演奏🎹🎻🎸と読書📚

カラマーゾフの兄弟 1巻 ドストエフスキー

2021-06-10 22:31:17 | 読書

 コロナ禍にやりたいこと 

❶ 新しいことを始める ⇒ ウクレレ購入🎸 週1ペースで練習中(^^♪

❷ 勉強する ⇒ 漢検準1級 テキスト1ページ目 3度目のトライ中。(これについては、いずれまた)

❸ 昨年読めなかった📚を読む! 特に古典を読む!学生時代、挫折した本にも挑戦したい!

 

 図書館は20日まで閉館中。なので、今回も予約を入れ、昨日、受け取ってきました。ドストエフスキーの本は、学生時代、フィリピンの友達、Ramirの勧めで手に取り、『罪と罰』を読みました。「トルストイのアンナ・カレーニナを挫折したんだ...I gave it up...」という私に、「きっと、気に入ると思うよ。」と。実際、面白かった!と思ったことは覚えています。

 さて。今回、新訳で読む『カラマーゾフの兄弟』5巻まであります✋ 全部で7冊予約し、すべてを受け取ってきたのですが、思った以上に分厚い! 500ページ以上が5冊か...  貸出期間は2週間です。 ずしりと重い本たちを抱え、嬉しさと共に不安にも。

「期限までに読み終えられるかなぁ...」

取り敢えず、昨日、ネットをしながらホークスの応援も。勝負がついたところで、ネットは閉じて、本を読み始めた時刻は21時過ぎ。そのまま熱中し、気付くと夜中の1時を回っていました。4時間も読んでいたんだ!慌てて寝ました。

 

 今朝、仕事へ行く前の30分、続きを読み、仕事へ~ 昼休みも急いで8分程度でお弁当を食べ、本の続きを~ 

 帰宅後、コメントにお返事をし、そのままオンラインレッスン。ラジオでホークス戦(本日、引き分け)を聴きながら夕食。

 残り60ページを読むぞ~...で! 今、読み終えた所です。

ちなみに1巻だけ...ですが。

 

 タイトル通り、カラマーゾフの兄弟について、書かれた本のようです。長男ミーチャ、長男とは母が違う兄弟二人、イワンと主人公アリョーシャ。

 しかし、1巻は、カラマーゾフの兄弟の父親が主人公のようです。勿論、3兄弟についても描かれていますが、父親であるフョードルがインパクトあり過ぎて...かなり目立ちます。 っていうか、登場人物、誰も彼も、まぁ~ よく喋ること! 喋り倒す感じで、しかも行動も突拍子もなく、もし、自分がこの人達の中にいたら、それだけで疲れ果ててしまいそう。

 ロシア正教会もテーマの1つのようですね。宗教を信じる者と信じない者。父フョードルは、二人の息子に神を信じるか?と問います。兄は「信じない」といい、弟は「信じる」という。

 その父は...といえば、皆が集まる修道院で、「偽善者ぶって...」と長老(牧師または神父さんのような存在のようです)に言ったり、「皆が自分を馬鹿にするので、自ら道化を演じているのだ」と口癖のように言うのですね。何処か自分で自分を見下しているみたい。1巻の終わりの方で、何やら、この父と、息子たちと、女性二人を巡って、込み入ったことがあるようなのです。 

 

 最も善良で、純粋で、はにかみ屋で神を信じているとはっきり言う主人公アリョーシャ(アレクセイ)が、

 「神よ、どうか今日出会ったすべての人々を憐れんでください。心の安らぎを知らない、あの幸薄いひとたちをお守りくださり、どうか、正しい道をお示し下さい...略」(431ページ2~3行目)

と十字を切って祈りつつ、眠りにつく場面だけが静かで、残りはカオス状態な印象の1巻でした。

 ちなみに、最初の1ページ目には、「著者より」というプロローグがあります。今から語る主人公アリョーシャは、たいした男ではない、と。

 ここまで読んで、アリョーシャだけが、唯一のたいした男のように思えるんですけど...? 序文で、「途中で本を閉じてもいいですよ~」と言われてしまうと、何が何でも最後まで読み通すぞ~と、かつて、もう一人のロシア文豪、トルストイを諦めた私は思ってしまう~( ´艸`) ...いやはや、どうやって読者の興味を惹くか、よく分っていらっしゃるドストエフスキー先生です。

 では、この後、読書に邁進します。

Comments (4)
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