ナチが政権を取り、「飛ぶ教室」は禁書となり、ドイツでの出版は、ヒトラーが自殺する1945年まで禁止されていたとは…
そうです。ケストナーはドイツ人作家。『飛ぶ教室』は学校の図書館で読んだ記憶があります。父に捨てられた孤独なジョー、弱虫だけど、それを克服しようと必死なウーリ、読書家なだけに表現が一味も二味も違うセバスチャン、いつもお腹を空かせていて力も強い、だけど友人思いのマティアス、正義感が強く、寄宿舎の先生みたいになりたいと願うマルティン。 彼らが寄宿舎生活を送りながら発揮する知恵や闘争や友情。彼らを温かく見つめる大人たち。(教師や医師)お互いを思いやる気持ちと信頼関係に目頭が熱くなります。子供の頃も好きな物語でしたが、大人になって読むと、子供の頃は見落としていたケストナーの「哲学」が織り込まれており、大人は襟を正そうと思うに違いありません。
私も子供の頃、大人になっても、子供の頃に感じたことは決して忘れない! そして自分が嫌だと思ったことを自分の子供に…あ、結婚はしないと思っていたっけ…関わる子供に対してしない! と強く誓っていたことをふと思い出しました。この著書を読み、改めて大人と子供は同等か、かえって子供の方が勇気があり、賢く、正しいことが多いかもしれない、と感じました。 だって、子供だった自分は、「子供の方が大人より正しい」と日々感じていたではないか~ ま、そういうこと! (苦笑)
今も児童書コーナーに簡潔版を置いてあるとは思いますが、子供は勿論のこと、大人にも手に取って欲しい感動の物語です。
ところで12日締め切りの課題は本日、すべて、無事に完成しました。10時から取り組み、13時に終了。あとはコピーを取って、郵便局から送るだけです。教案作りは、頭の中で組み立てて…良い勉強になりました。いつも思うことは、「自分もこんなテキストで英語を学びたかった!」ということ。英語に限らず、「その気」になれば、Youtube等でレッスン動画も視聴することが出来て、何かを学ぶには恵まれた環境となりましたねぇ。 自分が子供の頃は、生の英語を聴くチャンスも「アメリカントップ40」くらいだったなぁ。あとは、市販のカセットテープですね。NHKラジオ英語講座やテレビ講座👍 新しく始まった カム カム エブリバディ ちょっと『エール』に雰囲気も似ていて面白いです。今後も期待大!