実際にコンビニで働いた経験がある著者が書いたという芥川賞受賞作。
あの、芥川賞の発表があった日から、「いつか読んでみたい」と思っていました。
図書館では今も人気の著書。予約をして、取り寄せて頂きました📚
あっという間に読んでしまいましたが… 色々と考えさせられました。
多様性だとか、LGBT+Qだったり、以前より世間は 「理解を示しているかのように」思えますが、実際は言葉が浸透してきただけ… まだ理解までには及んでいない…
人とは「違う」というだけで、これだけ生きづらい。世間とか、「普通」とか。
例えば、
「あの子も変わってるもんね」
と、言っているあなたも 「変わってるわよ」と言いたくなったり。
「固定観念に捉われ視野が狭い」
と、人のことを批評する本人こそが視野が狭かったり。
かくいう自分も 「かなりの変人!」と自覚済み。
本文中にある、
「だって結婚していなかったら、正社員で働くでしょ? 普通。 なのにコンビニ店員?」
という台詞。
主人公の場合、自分とは事情も異なっているにせよ、「世間の目」ってこういうもの、こういう評価だもんなぁ… 底辺、負け組、人を形容する言葉として、色々生み出されてきたな、世間一般から…
小説の中では、そんな世間の「普通」から逃れようと、女性の紐になる選択肢をする男も登場。
「婚活して、女性に養ってもらって、自分はひたすら世間から隠れる」という男。
コンビニの一部になることで、心地よさ、生きる場所を確保できている主人公。
世間が思う「型」
普通という「型」にはめようとする人達から、どうすれば誰もが自分らしく 生きられるのだろう、と考えてしまいますねぇ。秋の夜長に…
皆既月食、観れて良かったです。手振れで🤣オーロラ。1万6千円のデジカメで撮影。もう、10年以上、使ってるなぁ。スマホの方が綺麗に撮影できるんだろうねぇ。
(スマホもケータイも無し)