芥川賞作家、村田紗耶香さん『コンビニ人間』に続き、せしおさんが「面白かった」とコメント欄で教えて下さったので、図書館で予約して読んでみました。
表紙の絵から、ファンタジー或いは冒険物語を連想し、ページを捲ると、恋人同士で交わされた会話で、アダムとイヴの逆バージョンの話が! 序章のようなものですが、ここからは、予想もしない展開が待っておりました。
なんという問題提起‼
コンビニ人間では、「普通って何❓」
消滅世界では、「家族って何❓」「夫婦って何❓」「子供を持つってどういうこと❓」
あらゆる質問を読者に、これでもか~! これでもか~!と矢継ぎ早に投げつけられる!
当たり前って❓ 常識って❓
今現代の常識は、過去には非常識だった❕❓
「お母さんが若い頃は、夫婦間で××する方が普通で、今のように外に恋人を持ったり、アニメのキャラクターに恋をしたりする方が普通じゃなかったのよ」
そうなんです。
主人公たちが生きる世界では、夫婦間では絶対に××しない。それをする相手は外で作る恋人(夫婦公認) 夫婦間で××すれば、御用になる😱
子供の頃、物語の登場人物に憧れた自分は、この世界の最先端を行っていたとか…😵 未婚で子供がいない自分を揶揄されている気がしないでもない…
しかし…
確かに、今現在のホモサピエンスが最終的な進化の形というわけではないから!
近未来? このような世界となっていても(ここまで極端でないにしろ)有り得なくもないのか、と思ったりもして。
今回も色々と考えさせられるテーマでした。
今夜は『消滅世界』を読み終えて…面白かったけれど、ちょっと意気消沈
色々な世界があると思うけれど、音楽の方は明るい未来を歌う、ホール・ニュー・ワールド♩💕
映画『アラジン』より ホール・ニュー・ワールド ヤマハグレード6級