これまでに、奥の細道、平家物語、太平記…と、このシリーズを読んできました。
今回は、正直、全く知らなかった『落窪物語』です。
ひとことでいえば、継母に とことん意地悪をされ、畳も窪んだ 狭い部屋住まいを余儀なくされている姫…だから、落窪だなんて 日本版「シンデレラ」のようです。
この継母が、もう~~、これでもか~ これでもか~と意地悪するのですが、落窪姫は、継母に押し付けられた繕い物をし、文句もいわず、せっせと働く。しかも、落窪姫の亡くなった母が残したわずかな調度品さえ、継母は
「ちょっと貸しておくれ」と奪っていく。
かつての御付きの女房が落窪姫を心配し、時折、訪ねて行き… 姫の哀れな姿に継母の悪口を言っても 「そんなことは…」と継母の肩を持つ落窪姫。お人よしもここまでくると…
そんな落窪姫の噂を耳にし、通ってくる殿方が現れ…
ここから更に面白くなります💕 色々あって(省略)
通ってくる殿方が 落窪姫を助け出し、そこから殿方の逆襲が始まる!
ここからが…面白いったら、ありゃしない!
もっとやれ~~と心の中で、落窪姫の婿と女房に大声援(≧∇≦)👍
だけど、ちっともめげない継母、強し!😨
この現代語訳を書いたのが、今は亡き、私が大好きな作家、氷室冴子さん。
「シンデレラ迷宮」「なぎさボーイ」「多恵子ガール」「ざ・ちぇんじ!」「なんて素敵にジャパネスク」シリーズ。 中・高校と夢中になった作家さんです。当時を懐かしみながら、読みました~
(今年、129冊目)
今も野球観戦中及び、読書中のため、コメント欄は閉じておきます~