日々のあれこれ

現在は仕事に関わること以外の日々の「あれこれ」を綴っております♪
ここ数年は 主に楽器演奏🎹🎻🎸と読書📚

タム、ありがとう(*^-^*)

2010-04-12 23:45:18 | ホークス

 ここ最近、心身ともに非常に疲れています。小説も どんどん夢に出てきては、紙に(あるいはワード等に)書きとめる時間が無くて、水のように流れていってしまいます。手のひらからこぼれ落ちた滴(しずく)みたい。 きっと次の小説の主人公の名は「しずく」ちゃんね。(余談でした

 悩みも多い。プライベートも。公の方も。私個人の問題としても。周囲との関わり等も。疲れた身体を投げ込むようにして無い知恵を絞って、どうすべきか考えるときもあれば、考える余裕すらなくて、ただ、ただ、日常不可欠な料理だったり、洗濯だったりを這うように こなしたり。 お風呂に入って毎晩、新しい「あざ」を見つける度に、

わぁ~花火みたい! 紫、赤、青、黒ずんだシマシマ模様!

…なんて歓声を心の中で上げたり。(実際に声にする元気ないかも

 朝は元気でも家路に着く頃、凹んでいたり。その逆もある。一日24時間、元気で気分も上々って方が、無理があるのかもしれない。

 一つだけ、心掛けていることは、寝る前には 「よいこと」を思い浮かべて一日を終える! ということ。 それだって難しい時もある。

 そんな時は…。特にホークスが負けたときは、タムのブログをこっそり覗きにいく。(ここに書いている時点で、こっそりでもないけれど) 

 距離的には遠くて、(有名人で手が届かない選手という点でも)

 それなのに、心情的には一番身近な存在がタムかもしれない。勿論、実際にリアルで知っている人の中に、たくさん尊敬する人も、悩んだとき、過去の体験から 「師匠なら、あのとき、こうだったから、きっと こうするかな。こうアドバイスするだろうな」と思うこともある。結構、頻繁に…。過去を単なる思い出のみならず、現在にも生かせている点で、お会いすることはなくても人生の師匠には違いない。そういう人が大勢いる。 でも。 それを日記のように書くことはしない方がいいんだろうなぁって思うことが多くなった。 本心は書けなくなったみたいな。 でも、タムは違う。いい! と思うことを いい! と正直に褒めても誰にも迷惑はかけないだろうし、素直に共感して頂けるケースの方が多い気がする。特にファンの間では。全国、いや、全世界にタムのファンは大勢いる。私はそんなファンの一人。タムと同時代に生れて良かったよ

 「明日こそブログ、更新してね!」

数日前の、私のそんな要望に答えるかのごとく、連続ブログを更新してくれたタム。

ほんの偶然だって分かってはいても、心まで通じているかのようで嬉しい。 最新記事は、私が「個人的には好きじゃない」と述べてしまったダルビッシュ投手について、触れている。深い…。益々タムのお人柄が好きになってしまった。一球、一球に込められた投手とバッターの想い。 人との関わりと同じだ。次の対戦が楽しみ…って。私も楽しみにしたい。仕事が無ければ見逃さないように観るね。そして私も…諦めずに 「次の関わりを楽しみに」したいと思う。タムを見習って。

 本当にありがとう、タム。 貴方にはいつも教えられてばかり。励まされてばかりです。大・大好き

 ゆっくり休んで次の試合に備えて下さい。オリックスとの三連戦。応援しています!

大好きなタムへ

 ファンより。。。すず

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ヤッタ♪♪♪ v(^0^)v

2010-04-10 15:19:06 | ホークス

ホームラン!!!

I love you, Tamu (^-^)

何の話? ホークスの多村選手のホームランに決まってるでしょ?

あの (個人的に好きじゃない)ダルビッシュが相手投手。

そのダルから打ったベンチの雰囲気をガラッと変えるタムのホームラン!

行ける!!

勉強会をキャンセルして急いで帰宅したカイがあったわ。(汗)

(ごめんね、その分、自宅で勉強しますから。自由参加だし)

今日、図書館に本を返した後、さくらに ちょこっと寄りました。

急いでいたので(その時点では、1時間の勉強会参加をさぼる気なかったし)ほんの10分程度しかお店に居られませんでしたが、さくらも残っていて良かったです。

本日、お会い出来た方、元気そうで良かったです。

いつも時間に追われるので(家事もあるし、仕事も重労働だったり、研修やレッスン準備も) 何かの「ついでに」しか寄れませんが、結構、お客様もいて賑わっていましたね。店長も元気そうでしたし安心しました。

では、ホークスを応援します。

タム大好きな

すず

 

タムへ

今日こそはブログ、更新してね♪

貴方が活躍すると私も頑張れます。

個人的にも大ファンの・・・すず

 

 追記 点差が開いてしまったね。只今、10対1。エラーした方が負けるケースが多いけれど、小久保選手、打撃で頼みますね。まだ、7回だもん。

 昨日はチューリップ祭へ行きましたが、途中で雨が降りだし、雨の中、利用者さんたちと昼食。。。寒くて残念なお天気でしたが、チューリップは綺麗でした。

 昨日、仕事へ出かける前に干した洗濯物、乾かず湿っているので、今朝、外に干して出かけました。そちらは午後には乾いていましたが、今日の分を今、ホークス戦を観ながら干したところです。今から夕食の準備も…何にしよう。昨日は父にベーコンエッグよ! と宣言しましたが、それだけじゃぁね。昨日は、メインのおかずは父が買ってきたメザシをグリルで焼いたから (それと、出かける前に作っておいた野菜スープね)、今日は洋食のシチューで良いでしょう。メザシと聞いて、笑わないでよねぇ。夜9時にバスで帰宅してから 腰も痛いなか、座らずに作る夕食だもの。こんなものです。(スープだけでも出かける前に作っておいてよかった…!) 

 今日は、朝からスーパーへ行ったものの 自宅から遠いさくらからでは荷物になるので食材は買わずに帰宅した私。。。週に一度の冷蔵庫整理をしてからね。

 何だ、かんだと やらなきゃいけないことが一杯の日常。昨夜も仕事が終わったあと、職場の外で、「生活が不規則で、遅番だと食事の支度もおろそかになるし、買いだしに行く時間も無いよね」とおっしゃる先輩主婦のお話に、うんうんと頷いてしまいました…。そうなんですよね。しかも普通のパートと違い、精神身体共にフル回転する仕事ですから、文字通り、くたくたですものね。

 そんな私のストレス発散の一つがホークス。負けても勝っても彼らがベストを尽くしていることは、あらゆる職種の現場で頑張っている人と同じ。野菜を切りながら、ホークスの応援を続けます。16時26分。

 もうひとつ追記・・・只今、スタッフ募集中です。(先月に一人、退職されたので)家事も介護も得意という方、私と同じ職場の仲間になって、すずに色々教えて下さいね。ご応募、お待ちしております。

 3度目の…追記: 結局、ホークスは私がシチューをチキンカレーに変更し、調理している間に12対1で負けてしまいました。 でも、次があります。タムにとっては次につながるホームラン。完封負けにならなくて良かった! そうでしょ? タム?

 棚にあると思っていたハウスシチューの元が無く、その代わりに未開封の「ハウスこくまろカレー」が2箱! 結局、作り方は一緒だし、シチューがカレーになりました。シチューのつもりでトリ肉を入れているので、チキンカレーです。まぁ、いいでしょう。

 では、ちょっと遅いけど掃除機をかけて、残りは自由時間としましょう~。三谷幸喜の2夜連続ドラマの続きがあるので、楽しみ。それ以外は養護原理の勉強をします。今月は夜勤が6日。 体調管理に気を付けながら、どう眠気と戦うか、集中力を持続させるか、どう休むか、実験の月になりそうです。母不在で良かったのかも…。

 では、今度こそ、さようなら。

 

ホークスは負けてもタムのお陰で気分が良い…すず17:24

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Hello, Shoyeb !!!

2010-04-07 16:42:55 | Weblog

 Welcome to my blog !!! 

 I am very happy to get your email today.

Here are some photos of Cherry Blossom flowers.

Enjoy them     

 By the way, I am still single. Could you find me a nice boyfriend??  Thanks!

 Please say "hi" to our friends out there in Sydney.

Do you remember Yoshi from Nagoya?  Many times, we had some home parties in our place, didn't we? I miss everyone and everything in Australia except flies. 

Every year, Yoshi HAS a plan to visit me in Fukuoka, but never comes. And this year, we will go to Fukuoka Dome to watch the baseball games together.  That's the plan he keeps saying tat we really wanna do this year. I keep telling him that he should come to see me before I get older and older.....If he doesn't, I will probably  him....ha,ha,ha, it's just a joke.

I hope that you and your wife will get a chance to come over to Fukuoka sometime soon,too!

Oh well, I have nearly forgotten to mention this to you; Aya and Kato chan are both well, too, in Hokkaido. We met one another in....well, guess what!  We spent some nightes in Korea!!! They are very fluent in Korean language, which impressed me a lot! I do not even remember how to write English any longer......

 

 Stay in touch (^-^)

          Your friend, forever and ever

                       Mayumi chan

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散りゆく、、、さくら。。。まもなく新緑の季節

2010-04-07 12:11:24 | Weblog

風に舞い散る桜の花びらを

無邪気に追いかける幼き子

そんな あの子の横顔を目で追う私

「おねえちゃ~ん! こっち、こっち! これ見て!」

 

あっ!

ちょっと待っていて!

私も今、そっちに行くから!

すぐ側にいた子は

ほんの数秒後には

真新しい世界を見つけ出す

 

立ち上がると同時に

膝から転がり落ちたお弁当箱

私も転がるように丘を下る

あの子の世界を

あの子の目線で

そっと…覗いてみたくて

ちょっと待ってね

今、追いつくからね

 

あと、何度、この子と一緒に

桜を眺めることが出来るのだろう…?

 

誰かが言った

「僕は君が羨ましい。

来年も、再来年も、君はきっと この桜を観ている。

僕は明日さえ分からない…」

 

また、ある人は言った

 

「花は散るから美しい

花は散ってより美しく咲き

人は死んで

より美しく人の心によみがえるんだ…」 

(↑いがらしゆみこ著 『キャンディ キャンディ』より)

散ったさくらの花びらを

大事そうに拾い集めては

私に差し出す

「綺麗だねえ~♪ おばあちゃんにお土産に持って帰る!」

季節に応じて祖母への手土産は

てんとう虫だったり、蝉の抜け殻だったり、

どんぐりだったり、落ち葉だったり、、、

私の不安をよそに

あの子の笑顔から感じるのは

散りゆく桜の儚さよりも

溢れんばかりの生命力

 ぴょんぴょん跳びはねて喜ぶ笑顔に

空に向かって伸びゆく未来を感じた

きっと大丈夫

 

すず

 

追記。。。。

甥っ子が幼かった頃は私も今にして思えば、専業ママ兼 家族支援員のようなもの。 具体的には療養中の妹の病院通い;お見舞い、差し入れと手紙、洗濯物届ける等) そして子育ての日々でした。さくら(スーパー)で働き始める以前のことです。これらの体験が今の仕事へと繋がってきたなぁ...って思う今日この頃。社会人から学生へ。学生から再び全く違うキャリアへの転職。また、大学生へ…という 「生き方」の方が普通のオーストラリア人から学ぶことが多かったです。

「お受験が…学卒での一発勝負が今後の人生を決める!」という雰囲気の日本にあって、自分も思春期、未来に不安を感じることの方が多かったような気がします。それが変化したのは高校生になってから。英語でアメリカ人と会話する英語教師との出逢いが世界を広げてくれました。その後は 留学、就職先での「自由気ままな生き方」と言われるオーストラリア人に多大なる影響を受けました。いい意味でね。そして人生、どん底へ落ちようと、どこからでもスタート出来る! と信じています。落ち込むことは日々、確かに多いよ。でも基本は前向き。 だから就活だ、婚活だと慌てなくても大丈夫。今の仕事に迷いがあるなら、思いきった転職もあり、かもです。だって、人生、一度っきりなんだもの。

散りゆく桜の季節の次は…

新緑の季節です。

それはきっと、あなたにとって飛躍の季節!

Let's go on!!!  

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前記事の続き(2)

2010-04-06 09:20:59 | Weblog

 新聞記事を読み終えた静は、そうそう、そうなのよ! と胸のつかえが取れたかのように喉元をさすりながら頷いた。

 『どうしてこうなってしまったの? と責めたり励ましたりする代わりに、家事を手伝って…』

 疲れ過ぎて、つい、うとうとして眠り込んでしまった静を揺り起こした夫。私なら、そっと布団でも肩にかけてあげるだろう。22時に夫に起こされた静は、お風呂に入り、朝はバタつくのでお風呂の残り湯を使用して洗濯機を回しながらその間、食器を洗った。職場でも水を使うことが多いので、手の脂がなくなったようにカサついている。お湯は使えない。もっとカサカサになるから。

 真夜中に勉強しながら洗濯物を干し終えると、時刻は朝方3時。数時間だけ寝たら、静にとっては再び仕事だ。いつ、一日が途切れるのか分からないような状況で24時間コンビニのようにフル回転する生活。早朝、静が新聞を読み終えた頃、夫が起きてきた。

 「おまえは毎日、何時まで起きとるんか!」

何時まで? すべてが片付くまでよ。

世界の中心で愛を叫ぶのもいいが、世界の片隅のキッチンで叫んでみるのも、時にはいいかもしれない。

 「私は貴方が寝た後も、洗濯機を回して干しあげてたの。そうしたら、あんな時間になるのよ。なんで私一人で忙しい目に合わんといけんの…?」

 一人で頑張って、家族に対する不満を飲み込んで ため込むのは 「危険」 かもしれないよ…今朝の特集記事が、静にそっと知らせてくれたようだ。良かった。大事に至らなくて。叫んだあと、何故かほっとする。相手に通じなくてもいい。叫んだことに意義がある、本日のところは、そういうことにしておこうと静は思った。

 「家事、少し手伝うよ!」

 「辛いなら休職手続きをとってみる? 元気になったら復帰してくれたらいい」

夫のこんな一言が、或いは、上司の気配りが明日の日本を救うかもしれない。誰もが相手を思いやる、そんな明日に未来を感じる日本を目指して…。家庭の幸せこそが、良き職場、良き社会へと通じるのだから…。そうでしょ? 旦那様?

 

おしまい

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男の居留守 (ショートショート劇場…フィクションです- -;)

2010-04-06 07:48:16 | Weblog

 『30代~40代のプチ更年期の時期の女性は、職場、育児、親の介護、夫の世話等で多忙を極め、ストレスがたまり、うつ状態になる人が多い。 周囲は 「何故、そうなってしまったの?」 と責めたり励ましたりせずに、家族は家事を手伝うなどした方が良い。職場では退職に追い込まれるケースが多いが、職場も女性の身体の変調を理解し、休職手続きをとるなどの処置をしてほしい』 (実際の今朝の特集記事。だいたいこんな文だった)

 静(しずか)は4月6日付、朝刊の「更年期について」の特集記事を読み終え、肩から力が抜けた。これだ! この一週間の様々な場面がフラッシュバックのようによみがえる。子育てはひと段落した。義父母は 「しばらく故郷に戻るから…」といい、実の娘夫婦の元へ一カ月の予定で滞在中だ。日中、家の中には夫の静夫と静の二人だけとなった。いつもより楽になる筈だった日常生活は、とんでもない方向へと向いている…。少なくとも、この一週間はそうだった。

 静夫は毎朝、決まった時刻に職場へ向かう。7時半。帰宅時間は残業がなければ6時頃。静はパートからフルタイム勤務になり、4通りのシフトで働いている。40代になって変わった職場環境と不規則な生活。一方、夫の方は異動もなく、定時に帰宅出来ている。そんな日々が続いていたある日のこと、急に義夫婦が一カ月留守にするという。

 「たまには夫婦、親子、水いらずで暮らしてみたいでしょうから。あぁ、そうだ! 雄太も一緒に連れて行こうかしらね。春休みだからちょうどいいわ」

義理の母の申し出に、静は涙が出そうになった。最近、職場では力仕事に加え、心身共にサポートをするスタッフとして勤務している自分も 精神的サポート、家事サポートが必要だと思う日々が続いていたからだ。

 「お母さん、ありがとうございます。娘さん宅で、リフレッシュできるといいですね。私じゃ生き届かないことも多いでしょうから…」

 「私こそ、手を出すと、かえって…ねぇ」

義母は、言いかけて言葉を飲み込むとほほ笑んだ。

 「一つの家庭に主婦は二人必要ないってことよ。ちょっと考えたけれど、夫婦二人にしてあげることが一番かと思ってねぇ」

静は何も言うことがなかった。ただ、お気遣いありがとうございます、と何度も繰り返し、頭を下げた。

 こうして夫婦二人の生活が一週間を過ぎたのだ。しかし現実は…ストレスが解消されるどころか、増大するばかりの日々。静が遅番のときは、帰りは夜9時を回る。もし、義母がいれば、夕方には帰宅している静夫にひとこと、

 「静夫! 寝そべってテレビばかり観ていないで、静さんを車で迎えに行ってあげなさいよ。車ならラッシュもないこの時刻、8分で到着する道のりも、バスで帰ると1時間以上かかるでしょ? バスの本数も30分に1本しかないんだからっ! それに夜道を歩かせるのは このご時世、危険だわよ!」

 静夫は 「うるさいなぁ。まだ家を出るには早い!」 と、邪険に返事をする。いつもこうだ。仕事が終わる時刻を過ぎてから家を出る。妻の仕事は人間相手でサービス残業が多い職種だから、「定時に終わらなかったら、俺が待たされる」ということらしい。

 「あなたが先に到着して、車の中で待っていれば済むことでしょ? 静さんは貴方の車が到着するまで寒空の下、外で待っているのよっ!」

どうしてそんなに実子の俺より妻の肩を持つんだ? とぶつぶつ言いながら、静夫はようやく立ち上がる。そんな静夫を眺めながら、ため息をつく母…。(私がいなければ、夫婦愛が戻るのかしら? 私への当て付けかしら?)そんな考えがふと息子を見つめる母の脳裏をかすめた。

 …結局は、こうして夫婦二人だけの生活が戻ってきたのだ。春休みだから…と、雄太も祖父母に付いていき、従妹達と遊ぶんだと、笑顔で出かけて行った。静は心から義母に感謝した。「ひとときの」新婚生活。 何かを取り戻せるかもしれない。

 ところが現実は違った。

 「今日、お前は遅番か? 俺は店でナイターイベントが開催されるから、帰宅はお前より遅くなる。迎えにはいけん」

そういいながら、いつもの時刻、7時半に家を出て行った。おかしい…。かつては静も静夫と同じく店舗に勤務していたのだ。夜のイベント日、朝、7時半から出かけることは、結婚後、一度もなかった。朝出でナイターのため、夜遅くなる??? 朝から疑問符だらけだったが、何も言わず、静は勤務へ出かけた。職場につけば、家族のことを思う余裕などない。入居者様の体調変化や異常に100%注意を向けなければならないから。この日も クタクタになり、はうようにしてバス停を降り、歩き始めたその時…。背後に車が止まり、「おい!」と男が叫ぶ声がした。仰天した静は振り向きもせずに必死で駆けだす。ところが車は追いかけてくる。静の前に停車した車から顔を出しているのは、なんと静夫だった。

 「なによ、驚かせてっ!」

 「ナイターで帰りが今になったんだ。間に合わないけどバス停まで行ってみた」

 「じゃぁ、今、職場からの帰り? それとも家に一度、戻ってるわけ?」

 「職場から直行! 自宅には戻ってない」

バス停から自宅まで半分以上歩いたところで迎えに来られても意味がないのだが、ちょっとでも歩かせまいと思ったのだとしたら、少しは私に対して思いやりも残っているのかもしれない。静はちょっとだけ心が晴れた気がした。しかし、玄関のカギを開けるとき、異変に気がついた。二か所の内、一か所しか鍵がかかっていなかったのだ! 夫は一度も戻っていないと言った。その夫は静よりも先に自宅を出ている。静は確かに両方のカギをかけて出かけたのに、なぜ…???

 家の中へ入り、テーブルを見たとき、納得した。静が今朝、家を出る前に作っておいた夕食の匂いが部屋中に充満している。静は出かける前に窓は全開にし、空気の入れ替えをしておいたのだ。それに、夕食を食べた後がキッチンには残されている。何故、すぐにバレる嘘を付くのか…。そんなに静を迎えに行くことが面倒なのか。普通に一人の人間としての愛情ってものは、無いのか? 元々他人の夫だからか? 父娘の間に起こった出来事であったなら、こういう状況でつかれた「嘘」に娘は耐えられなかっただろう。夫は他人だ! と思えば諦めもつく。

 結局、何故、嘘をついたの? なんて心が沈みきってしまい、問い詰める気力もなく、静は何も言わずに一人で夕食を済ませ、一人でテレビを観ていたが、いつの間にか眠ってしまっていた。

 「おい! 風呂に入らんのか!」

という夫の叫び声で目が覚める。

(それだけ疲れているのよ…。眠る意思が無いのに眠りこけてしまうほどに)

言葉にはせず、心の中でつぶやく静。自分が入りたいから沸かしたのかもしれないが、夫が自分で風呂を沸かして上がってきたところだったらしい。嘘をついて迎えには来なかったが、お風呂は沸かしているので、「ありがとう」と言った。文句は言わない。水に流す。

 「明日、俺は休みだ!」 静の心中を知らず、上機嫌の静夫だった。

 

 女の仕事が休みで家にいると、家の中は綺麗になる。仕事へ行けば、戸締りをし、思うように空気の入れ替えすらできない。窓全開で掃除機をかけると気分も爽快になる。静は、そんな休日の過ごし方が一番好きだった。掃除はストレス発散法。

 男の仕事が休みで家にいられると、家の中は豚小屋になる。窓も開けない。換気しない。片つけたテーブルには新聞、広告、なんでも広げて読みっぱなし状態。パンクズ、からになったお菓子の袋はそのまんま…。

 翌朝、静は勤務。静夫が休日で家にいる。なんとなく「予感」しながら静は この日も仕事で疲れ果てて帰宅した。夜9時に炊飯器がブクブクいっている。換気扇も回していない。「飯は俺が炊いているぞ!」と自慢げの夫に、

 「こんな時間に遅いね。ご飯を炊くなら、せめて私が帰宅する時刻より前には むらしている状態にしてほしいよ…おかずもないし」

静は言ってしまってから後悔した。何もしない夫がご飯を炊いてくれたのだから、最初にお礼を言うべきだった。だが、「嘘をついてまで迎えに行きたくな程に愛情不足の夫婦関係」 こんなにキツイ仕事をしながらも私は早朝から家事。帰宅後も家事をして頑張っているのに。静自身、分かってはいるが、夫の見え透いた「嘘」が確実に尾を引いている。結局、静は冷蔵庫を覗くと、あるだけの野菜を出して水洗いし、土鍋をコンロに無言で置いた。

 「おかずは今から私が急いで作るから」

 「・・・・・」

続く

 

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April Fool 4月バカの日終了♪

2010-04-02 07:35:27 | Weblog

 みなさん、おはようございます。

とうとう4月を迎えましたね。 今年の4月は雨でスタートしました…。

昨日に引き続き、今朝も雨です。折角さくらが満開になっても一昨日は真冬のように寒かったり、昨日は気温は上がったものの、雨だったり。なかなかお花見が出来ずにいます。雨に濡れたさくらも ちょっぴり色っぽい感じ? 仕事への道中に眺めながら通り過ぎています。

 そして昨日は…4月バカの日! 嘘こけ日だったのよね。皆さんは何か、面白いことありましたか? 私の場合、昨日は早番で入浴介助日だったのに、朝から張り切り過ぎて、5時起きでお弁当を作ったり、ゴミ出し準備(時間が早いので出すのは連休中の父)をしたので、超忙しい割に余裕がない一日となってしまいました…。 朝から雨で いつもより交通渋滞だったこともありますが、お弁当作りで2分、遅く家を出たのでギリギリセーフで職場に到着。朝から息が上がってしまいました! 入浴介助でも身体を抱えながら、途中でヘタバッテしまい、呼吸を整えて腰の痛みを我慢する…。結局、職場は勿論のこと、父上に何か面白いジョークを…とも思ったのはホンの10秒程度。食事の用意をしてお風呂を沸かした後は、リビングで いつのまにか ひっくり返って寝ていました。さむっ!

 「飯は食べんのか?」 と声を掛けられて目覚める始末。。。。父は一人で温めて夕食を済ませていました。偉いっ!!! ちょっと、これはやめてくれ。母が居たら、絶対しないだろうに。私だけだと甘く見られるなんて…親子間でも…とほほと思うことは山ほど!ありますが、詳しくは胸に秘めておき(書けないので)省略し…。

 父に起こして頂けたことに感謝し、先にお風呂、8時に夕食を済ませ、新聞を読む。な~んか、ゆっくり座って新聞を読むって、3日ぶりのような気が…。いけませんね。

…で、そのあとは、ゆっくりと読書&勉強できました。途中、おやつを食べたりしながら休憩も入れましたが、なんか楽しくて、それにひと眠りしているせいか、目も冴えていて、気がつくと夜中の2時まで勉強してしまいました…。ネットは一度だけ、5分程度ちらっと覗いただけ。ネットをしなければ2時間程の自由時間を確保できるってことかぁ。当たり前なのに、ちょっと新発見。

 そうそう! 4月バカの日でした! 

今年は何もなかった(騙すことも騙されることも)私ですが、一昨年は、桃木副店長に、

「副店長、私、今月いっぱいで仕事を辞めます」と言いました。

物凄く驚いた副店長は、「なっ・・・なんで?」と尋ねます。

「できちゃった結婚です」

と、答えると、更に驚きの表情になり (そりゃ、そうでしょう)

次なる質問は、「相手、誰っ!?

あ・・・相手・・・? おらん。 ここまで信じてしまうと思っていなかった私は、答えを用意しているわけがなく…。

4月バカの日であることを伝えると…マジで信じてしまったのだとか。お笑いの日となりました…。

 

 そして更に一年が経過し、4月2日に桃木副店長、通称ももちゃんが異動した店舗、このう店へ遊びに行くと…。

「副店長、私、さくらを辞めることにしました」

桃ちゃんは即答で、

「エイプリルフールのジョーク?」

「え…? ちっ…違いますよ。本当です」

「だってほら、昨年も辞めますって言われて、ジョークだったから。見事に信じてしまったからね~」

「でも、今日は4月2日でしょう?

「一日遅れでってこともあるから

一度はさくらの副店長が3月に引き留めてくれたことで、「辞めます」を撤回したものの、結局、5月31日付けで退職しました。そして今があります。お世話になった方々に感謝し、新しい環境に向かうにはふさわしい季節が4月かもしれません。

 …そして本日、一日遅れの4月2日に ようやくブログ更新!

ちょっと多忙過ぎて、ブログはお休みしておりましたが、多分、今月は特にECCの方も研修があったり新クラススタートでバタバタするので不定期更新になりそうです。

さくらの次は新緑の季節を迎えますね。新しい生活を新天地でスタートさせた方や、何かを始めた方も多い筈。(おけいこ事など)

私も前倒しで新しい目標を夜中に設定したので、楽しみながら頑張ります。

では~

 

すず

 

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