今回も柴嵜春通先生のYouTube「菜の花と電車の風景を描く」に
刺激を受け、その手法を参考にさせていただきました。
特に菜の花の花の部分は、先生としては珍しいと思われる
マスキングインクを使って描かれていました。
何をどう使われてもマジシャンはマジシャン、
その鮮やかな出来上がりに感嘆するばかりでした。
先生の画中の電車はどこかの会社(小湊鉄道?)のそれでしたが、
こちらの電車は当方が日ごろ見慣れた小田急に代えて描きました。
しかも新型でもロマンスカーでもなく、
かっての通勤電車8000系にモデルさんをお願いしました。
白地に青の横一線、そして急行・行き先が赤表示(今回はやや厚化粧)のこの電車は、
身体全体で歓喜して出迎えてくれる花々のなか、
それに応え、嬉しそうに颯爽と走っている感すらいたします。
・・・と、ひとり悦に入っている自分なのであります。
なお、神奈川県は二宮町や小田急線沿い栢山(かやま)駅周辺など、
結構、菜の花畑で有名ですが、本絵は特定の場所ではなく、
幾つかの菜の花畑の写真を参考にしたものです。
この電車も乗客も、颯爽と菜の花の中を走り抜ける姿が見事に描かれていると思います。
走る場所によっては、新緑だったり、他の花々だったり、川の流れだったりと楽しい時間を過ごすことでしょう。
我が家も小田急沿線なので、春の雰囲気、ウキウキ感満載です。
背景の山並みは丹沢山系、大山と思い、また征服したい欲求に駆られています。
人の感情を動かす、絵はまさに友達です。