古稀からの手習い 水彩ブログ

人生の第4コーナー、水彩画で楽しみたいと思います

桜色の服着たお人形さん(教室にて)

2016-04-04 06:30:08 | 静物(彫像・置物・人形など)
先日の教室(小玉精子先生)でのモチ―フです。
桜の季節らしく、それはそれは華やかなお人形さんでした。

私はおよそ、お人形さんとは縁遠い環境で育ちました。
妹はいるものの、戦後のこととて、このような高級なものは身近にはなく、
自分の子供も、孫も男の子ばかり・・・。

したがって(と いうほどのことではありませんが)、モチーフを前にすると、
何となく、面映ゆいというか、苦手というか、そんな気持ちになりました。
昨年9月に、初めて実物の女性のモデルさんを描いた、あの時の感覚の縮小版みたいなものです。
(70半ば過ぎの爺さんが何をバカ言っているんだと、と笑われそうですが)

ところでこのお人形のタイトルをつける時、フト迷いました。
かっては、このような人形は、“青い目の人形”(野口雨情作詞)の童謡に代表されるように、
“フランス人形”とか“西洋人形”とか呼んでいたと思い、そのようなタイトルにしようかと。

でも、モデルのお人形さんは、髪の色も、そして目の色も、かなり黒っぽく見え、日本人なのでは、とも。

むしろ近頃の日本の若い女性の間では、髪は勿論、目まで色を変えたり大きくしたり・・・、
逆に日本女性が発信元の“カワイイ”文化が各国の共通語として世界に広まったりしています。

このように境がなくなること、これはこれで結構なことではありますが、
当面の、このお人形さんをどう呼ぶのか・・・ささやかなことではありますが・・・分からなくなりました。

結局、標記のタイトルに。

[補記]
“青い目の人形”との関連で、野口雨情のことをネットで調べましたら、
“赤い靴”も彼の作であり、他の童謡では“十五夜お月さん”“七つの子”“シャボン玉”“こがね虫”“あの町この町”、
それに“波浮(はぶ)の港”(磯の鵜の鳥や日暮れにや帰る・・・)、“船頭小唄”(俺は河原の枯れすすき・・・)も彼の作詞だとか。
凄い作詞家だったんだと、あらためて感心!

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1 コメント

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Unknown (mori)
2016-04-04 07:05:22
サイト開いたときは「オッ」と思いました。華やかですね。でもよく見るとお人形さんにもバックにも陰影が上手く表現されていて前から光を浴びつつ揚々と進んでいく様な感じがします。野口雨情さん凄いですね。全部聞いたことのある歌詞ですね。
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