おーおー、早く注いでおくれの お羅漢さん（掟破りに感謝状、尖閣ビデオに似たり）

久々に、浄慶寺のお羅漢さんです。
掟破り、お酒。

名酒・浄慶をお酌するお羅漢さん。なにやら、ちょっと抑え気味の笑顔。
(本物さんは、もっと微妙な笑み)

注いでもらうお羅漢さん。　　　　それは、それは、うれしそうなお顔。

そんな両者の呼吸を描きたくての一枚。

ところで、この絵を描きながらふと考えた。
世の中には、
一方で“罪”をなしながら、
一方で皆に“感謝”される、
いわば、罪と感謝の共存みたいなことは結構あるのではないか。

たとえば、お羅漢さんのお酒は、彼らの世界では、掟破りの罪。
されど、このお姿は多くのこの世の人間たちを楽しませてくれる・・・。
いうなれば、罪でもあろうが他人からは感謝も。

そして、いま焦点の尖閣ビデオ。

やや無理筋を承知でみれば、お羅漢さんのお酒同様、罪と感謝という点では共通している様にもとれる。

所属する組織（行政）からは、チクリの罰。
お羅漢さんのお酒はまあ罪だろうが、
こちら尖閣での罪は、不条理極まりない何ともわけのわからない罪で、

そして、もうめちゃくちゃな罰。

そのかわり、
国民の大方からは、拍手大喝さいの感謝状！、表彰状！。


今月12日付読売川柳に、面白いのがあった。

「 朝昼晩　見てるビデオは　非公開 」

うまいなあー、と感心しきり。


絵全体が粗くなったのはお許しあれ。