先日(7.4)の教室です。
ジンのボトルにカラーグラス、それにプラムをご準備いただいていました。
ボンベイサファイアと呼ばれる独特の青色のボトルとそれに呼応したカラーグラス、
そして何とも効果的な赤のプラム。
私なりに感じた現場の空気はサッパリ感。
教室での時間中、最も考えたのが色の配置、中でもバックの色です。
現場の空気感やモチーフ素材を活かすため、上掲の色にしました。
バイオレット(紫)をベースにビリジャン(青緑)を少々混色したものです。
恥ずかしながら、毎晩(ほぼ)安焼酎しかやらない自分には、
何やら高級そうな洋酒は高嶺の花で、
このジンも今回初めて知りました。
イギリス製とのことで、ボトルの青色も売りの一つのようです。
カラーグラスは何といっても透明感の表現、この絵の主役かもしれません。
最初にグラスの向こう側(内側も)にある色や形を入れ、
乾かしたあと、その上からグラスの表面色を・・・、と透明水彩の手順そのものです。
赤いプラムはアクセントとしてピッタリで、
如何にプラムらしい形にするかが、隠れたテーマではありました。
総じて留意いたしましたのが反射色が入った影。
光源はほぼ上部後方中央やや右からとし、
シート(敷物)上で彩なす光と色の響きあい、といえば、ちょいとオーバーでしょうか。
追記
猛暑が続いています。
拙ブログもしばらく休ませていただき、
次回のアップは8.26(月)を予定しております。
病気という訳ではありません。
纏めもの(というほどのものではりませんが)に傾注したい気はありますが
どうなりますことやら・・・。
緑系のグラス、保護色のプラム、敷物、バックそれぞれお見事ですが、やはり自分の好きな色に目が行ってしまいます。
清々しいと言うか夏に合った絵と言う感じもします。
猛暑が続くと思いますので、どうぞご自愛ください。
微妙に違う青、緑に赤の色合い、コントラストも見る目を楽しませてくれます。
解説を読み、背景の色や塗り方の工夫も納得しました、作者の優しさ来るのでしょう、全体から感じる癒しが嬉しいです。
猛暑の夏本番、エアコンきかせて乗り切ってください。