古稀からの手習い 水彩ブログ

人生の第4コーナー、水彩画で楽しみたいと思います

シクラメンなど(教室にて)

2019-11-25 06:59:54 | 静物(花)

先日の教室です。(11月7日 小玉精子先生)

モチーフ担当の方には、シクラメンや秋の果物を一杯(上掲のほか数種類)ご準備いただきました。

これらモチーフの中から、どれを描くか迷いましたが、

色相が赤系統で容も大きいシクラメンを主役とし、

抑えた色相のラ・フランスとブドウを添えました。


シクラメンと言えば、小椋佳さんの作詞作曲で布施明さんが歌った「シクラメンのかほり」が思い浮かびます。
何気なく聴いていましたが、シクラメンの花の色ごとに想いを変えています。

1番:真綿色したシクラメンほど 清(すが)しいものはない・・・
2番:うす紅色のシクラメンほど まぶしいものはない・・・
3番:うす紫のシクラメンほど 淋しいものはない・・・

情感たっぷりに歌う布施さんにも聴き入ってしまいますし、
もともとは銀行マンだった小椋佳さんの音楽家としての才能にも舌を巻きます。
今回のモチーフほど“まぶしいものはない、恋するときの君のようです”というところでしょうか。

シクラメンで、ちょっとした思い出話を。
それは30数年前になりましょうか、ある友が詠んだシクラメンの俳句のことです。
北海道に単身赴任中の友、そこを訪ねた奥さんが、
帰り際に、玄関に置いていったシクラメンを詠んだものです。
奥さんが帰った後の寂寥感漂う句でした。
その花色までは分かりませんが、
上の歌でみれば、その心境は“うす紫”だったことでしょう。

でもその素晴らしい句、実は、今は17文字として思い出せません。
これだけのキーワードがありながら、です。
・・・ああ、つくづく自分には句心がないなあ、と。
・・・ムムッ! 句心が無いものが素晴らしい句と言っても??・・・







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2 コメント

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Unknown (mori)
2019-11-25 07:20:30
季節を感じます。色合いが良いですね。花、葉共に良い雰囲気を出しています。花と茎の間のつぼみも良いですね。ラ・フランスは山形、葡萄は山梨の時の美味しい思い出です。この皮の感じから完熟の食べ頃ですかね。相変わらずの食い気が先立つ自分です。
何時もの事ながらコメントに感心しながら読んで、最後の落ちにも思わず吹き出しながら感心しています。
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Unknown (サガミの介)
2019-11-25 17:26:52
シクラメンに様々な想いを持っている人は多いことでしょう、今は亡き母が好きな花でもあり、購入のポイントや元気がなくなったときの養生の仕方を聞かされたものです。
布施明の名曲も何度も口ずさみました。
母が教えてくれた茎がまとまって花が斉一なこと、この絵は上等な、自慢のシクラメンです。
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