古稀からの手習い 水彩ブログ

人生の第4コーナー、水彩画で楽しみたいと思います

熟柿に雀  命の引き継ぎ舞台

2010-12-20 07:33:17 | 風景(全体)
つい先日の夕方、近くの柿畑でのこと。
柿の葉はすっかり落ち、木には熟柿(じゅくし)が一つ、二つ。

これに頭をすっぽり突っ込んで、啄(ついば)む雀。

熟柿は、俳句では、秋の季語になっているようですが、
絵としてこれを、雀やメジロなどと一緒に描く場合には、冬の、まさに今という感じ。

ところで、熟した柿の横には、啄まれ、蔕(へた)と皮だけになった柿が。(絵のそれは葉っぱではありませんよ)
その姿を、憐れとか無残とか、おっしゃるなかれ。なにせ熟柿の大先輩。
自らを与えて小鳥たちを生かし、その代わり、自分の種子をどこかに運んでもらったり、落としてもらったり・・・。

ここもまた、それぞれの命の、引き継ぎ舞台。

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2 コメント

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Unknown (mori )
2010-12-20 09:00:02
最近散歩していると時々みかける景色です。我が家のベランダにも、年明けの寒くなり周辺に食べ物がなくなった頃から日に数回メジロが現れます。真っ赤でなくややくすんだ赤が暮れの柿を良く表現をしていると思います。
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Unknown (キンジ)
2010-12-20 11:17:28
イヤー巧い。 瞬間をよくとらえたものですね。 日本画にもなるなー。 構図として頭をちょっと横に振ったらヘタと間違わずに面白かった事でしょうが。(そこが写真の瞬間と絵の
違いでしょうが・・・)イヤー巧い。

今日はやっと日が出てきました。年賀状描き。
今夜は「タケシ」 いよいよ今年も押し詰まりましたナー。
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