クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

錯覚で大苦戦・御堂山周回 H-17-9-17

2005-09-17 21:01:57 | 妙義・下仁田・富岡・南牧
御堂山へ「じいとばあ」の岩搭を見に行く事にした。それも周回付きで。
254線をひたすら西へ、妙義に行く県道51号分岐を過ぎて数㌔の「下仁田・軽井沢線」への分岐の空き地に駐車して、少し戻って「姫街道・藤井関所跡」看板から林道に入る。
幅員3㍍の林道は普通車は無理だが歩き易く、随所の道標に不安は全く無いーーと思ったのも束の間、大石ゴロゴロのカラ沢や棘のある雑木に悩まされる。小滝の脇の岩場を乗り切るといよいよ棘藪は凄まじく杖で叩いて進むが、手の甲や腕をやられて出血し出した。一時間半も経った頃、突然進路がわからなくなる。兎に角直進と強引に藪を割って進むが進退極まり元に戻る。
どの道、左尾根に行くのだと思って左の斜面に取り付き急な小尾根を登りきると何と、「じいとばあ」の東側の根っ子に到達。
しかし、周囲も絶壁で立ち往生、再び撤退して元の位置。しゃがみこんで藪の隙間から踏み跡を探すと右目の草の下にそれらしき痕跡があったが、前にも増しての棘藪の枝が左右から延びてがっちり覆っているので大苦戦。
懸命に叩いたり払ったり最後は四つん這いになって棘の下を掻い潜った。2時間半も掛って漸く鞍部、左は奇岩、右が御堂山との標示、取り敢えず岩の尾根を伝わって「じいとばあ」見物に行くが、近寄るより鞍部からの姿の方が見事である。ここからは気持ちの良い登山道を多くの標識に導かれながら鞍部へ、北向きの何処を登るのか判らない様な広い急登斜面を南から頂上に到達。最初の鞍部から30分。
スタートから実に3時間1分。三等三角点の他に頂上標識は無かったが、山名が樹幹に彫られている。こんな事して良いのだろうか?
展望は北側の妙義が違った角度で見えて感激。
下山のときに大錯覚。少し下って鞍部から登ってきた道より西よりの道を南に下る筈が、乗り越えと勘違いしてそのまま頂上を乗越えてしまった。山頂から妙義を左に見ながら東に下りてしまったのである。
とてつもない急降、カラ沢には急に流水があり一枚岩盤の上で二度も水面滑走、滝を丸太に跨って降りて滝壷にドボンと落ちたり、林の中を我武者羅に下って1時間50分、着いた
所は何と51号線「虻田」であった。結局、危険通行不可の「奴居出ルート」近くを降りてしまったのである。
ここから駐車場までの7㌔は道を聞いた中小坂の内藤常吉氏がびしょ濡れの爺イの姿を気の毒がって車で送ってくれた。感謝感激。
今度はもう少し慎重にしよう。

待望の「じいとばあ」の岩搭、両脇に孫の岩搭引き連れて。

鞍部にある案内板

初体験、滝壷の丸太降り

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