クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

父不見山周回 H-19-6-16

2007-06-16 19:40:25 | 神流・上野村
朝からの快晴、気象庁のウソツキめ、とブツブツ言いながらもいそいそと山仕度。
今日の予定は予てより計画の城峰山繋がりの伝説の山「父不見山」。当初は
「あにねこ」さんの後追い周回の積りだったが、偶然手に入った「神流町山歩き
ガイドマップ」を見て、林道を使うと「生利」に下らないで「小平」に直接帰着
できそうなのを発見してそっちのルートに変更。だが結果として失敗。
17号・13号・462号線を乗り継いで神流湖の縁をひたすら西進。途中の
生利で念の為に路線バス時間を確認。上野村行き午後の便は15.16と16.26。
「道の駅・万葉の里」を過ぎて僅かで左に「小平」バス停、右にガソリンスタンド。
其の少し先の二又分岐手前の床屋角を左折。車一台が漸くの狭い道の先に神流川橋。
名前に似合わず古ぼけた赤茶色の小さな橋(9.04)。

橋の先の丁字路を右折して百㍍で登山道入り口。反対側の空き地に駐車。
仕度して登山口を見ると道標には「坂丸峠2.9k 170分・父不見山4.4k
230分」、思いのほかの距離と所要時間にやや緊張(9.12)。

第1ポイントを林道脇の鉄塔にセットして杉林の静かな蛇行道を登り始める。
掘り切り状の道を進むと何回か分岐があるが何れも左にテープがあるのでそれに
従う。

やがて広い林道を横切る。大看板に詳細な登山案内図があるので助かる。
(10.11)

少し進んだところの右折看板の場所は少し開けていて振り向くと北の山が
見事で暫し楽しむ。「あにねこ」さんによるとオドケ山と西御荷鉾らしい。

林道を離れて峠まで1.7kの看板を見て尾根道に入ると右にポイントの
送電鉄塔。下から見るとこんな感じ。(10.26)

ここから急登の蛇行道、林道を横切って進むとやや平坦、左手樹間に山が
みえるが、東西の御荷鉾かも知れない(10.42)。

先を急ぐと小さな沢に巨木が倒れている個所から左に急旋回(10.49)。

峠は未だかなと思っていたら目の前に峠の看板。どう見ても峠は未だ先で
ここは登りの途中なのに(10.58)。

やがて前方に峠の雰囲気の乗り越えが見えた。

坂丸峠に到着すると看板に石宮と評判の防火用水ドラム缶。


道標を見ると整備は「小鹿野町観光協会」によるらしい(11.04)。
西は「矢久峠」。

小休止して、「長久保の頭」目指して東進開始。目の前のピークを登るのかと
思ったら埼玉側の脇道を通るのて大助かり。ピークを二つもパス。
やがて道標によって左折して

急登の斜面登りに入る。稜線に着くと再び道標で右に登り上げる(11.23)。

ここの急登は疲れもあって少し苦しい。踏み跡は正面のコブを避けて左に
左にと回りこんでから再び蛇行で正面に戻る。何時の間にか平坦になったと
思ったら草に囲まれた頂上(12.01)。三角点と標識。但し「長久保」の
名は見当らず、頂上標識も三角点の點名と同じに「大塚」。


南を指す「摩利支天」表示は何もないとされるので無視。

山をバックに写真をと思ったが逆光気味でコンなものしか。

直ちに父不見山に向かって急降開始。路傍にキスゲの類の小群落と
こんな花。目標まで直線で428m。


途中で振りかえると「長久保」はこんな山だった12.14)。

あと128mで鞍部、標高差は僅かに50m弱なのに巨大に見える。
何とか頂上に近付くとナントも騒がしい。到着して吃驚、三十人の大団体が
狭い頂上に展開して昼食の真最中。リーダーらしい人に聞いたら「お客さん
28人に世話役2人」とか。同じバッジを胸につけ同じ弁当なので
埼玉の旅行社催行のご一行様らしい。隅の其の叉隅に小さくなって休憩・昼食。
(12.30-12.53)団体が小平目指して出発の後、標識の写真。


石に彫られた話題の「三角天」は樹葉の影が邪魔して失敗。
次ぎの目標は「杉の峠」、この道は狭い上に両側から雑草が覆い被さり余り
快適ではないが、下りなので苦にはならない。途中で右手の埼玉側に
可哀想な禿山、間も無く下に林道も見える。ここが山火事跡?

小ピークを越えて森林公社の杭を見ると

間も無く草茫々の峠(13.21)。

生利へ4.4k、140分とあるが下りなのでたったの4.4kを2時間超
とは疑問。若しかすると登りの時間?ここの石宮は見逃したらしい。
歩き易い道を下ると二つの林道を突っ切り分岐も道標通りに進むと沢で右旋回。
三つ目林道で生利3.1k、60分表示(13.51)。

更に進んで今度は巾広舗装完備の道、生利2.7k、40分表示(13.58)。

ここが今日の最大ポイント、この舗装道を西進するのだ。勢い込んで歩き出すが
全てが予想外の上り坂、平均12%は一寸キツイ。
途中でアンテナを頂上に戴く山が見えた。若しかするとこれは「城峰山」の
アンテナ?

長丁場なのはある程度は覚悟の上だが、段々山手に向かって蛇行しながら進むので
遂に小平まで直線1.3k地点でダウン。手近の右への林道を降り始める。
この林道、最初は西北に向かったのでシメタと思ったが、やがて東北へ。
此れでは駄目と思ったがもうどうし様もないので其のまま歩を進めた。
もう直ぐ降りきるところで聞いたら「森戸」地域とのことで小平にはもう一つ
先の道を下るのだという。林道一本の間違いが東西の分かれ目だった。
「もりとはし」を渡って462号線に着くと15.31、

「万葉の里」の1.4k東、
駐車場所まで推定2キロ。もうバスは行ってしまったので諦めてゆっくり
車道を歩き出す。が、黒田のバス停脇の自動販売機で水分補給をしていたら
ナント上野村行きバスが来たので慌てて飛び乗る。バスの二十分遅れの為に
救われたのだ。万場での時間調整?

親切な運転手さん、バス停も無いのに神流川橋脇で降ろしてくれた。190円也。
駐車場所着は15.45。
この周回は成功と言うべきか、失敗と言うべきか?どっちだろう。
途中で少し痛みを感じたアキレス腱も気にならなくなり、今も
大丈夫の気配。


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2 コメント

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周回コースお疲れ様でした (あにねこ)
2007-06-20 02:23:32
長いコースを歩かれたようで、脚の具合も完全復活、よかったですね。
林道を歩いて小平に戻るルートは、他の誰かもトライしたが迷って、
結局遠回りした、という記録を読んだ記憶があります。
迷い易いんでしょうか。
父不見山は、まだまだマイナーな山だと思っていたのですが、30人の団体さんにはびっくりしました。あの頂上だと、満杯になったでしょうね。
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父不見山は冬向き (爺イ)
2007-06-20 16:46:59
この山は景観からしてもどうも夏向きでは無い様ですね。
頂上から北方面も樹葉で何も見えません。
特に杉ノ峠への下り道は梅雨明けには雑草で塞がれると
感じます。
今回は大きく蛇行する林道でのナビの使い方に
一工夫要を実感。
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