クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

笹塒山吾妻コース周回 H-19-6-12

2007-06-13 09:33:55 | 倉渕・長野原・草津・嬬恋
ここ数日、階段の上り下りやゴルフ練習場などでアキレス腱の具合を
確認して回復したとの自信がついたので、いよいよ笹塒山裏街道の探索。
室田街道を西進、我峰と高浜で通勤渋滞、何れも安中方面への道が
交叉しているところ。
室田四つ角から406号線に乗り換えて権田信号は直進。倉渕温泉を
過ぎると間も無く東吾妻町に入る。

0.4kで左から「亀沢温泉」看板のある大きな林道が合流するので左折、
再び倉渕に入って直ぐに四つ角、林道看板もあるので右折。

林道は幅広く完全舗装で、蛇行はしているものの走りやすい。再度、
東吾妻の看板を見ながら4.6k程で丁字路、立派な道標で左折。右は
大平線だが帰途に確めたら0.5kで未舗装。

ここからも延々と林道走り、丁字路から6.7kで右からの林道を合わせる。

更に0.5kで今度こそ目指した林道四つ角。南への林道は資料の通り
チェーンで封鎖してある。路傍駐車して登山開始(9.43)。

林道は檜幼木の植林地帯を蛇行で登っていく極め付きの悪路。
先ず目指すのは「フーさん」が確認した林道四つ角。直線距離で約0.7k。
日差しの強い植林地帯から薄暗い林に入って間も無く左に廃棄作業小屋の
残骸を見て問題の四つ角到着(10.14)。
左のは帰途に周回してくる道、真中は藪が深くて多分無理、予定の稜線
大回りの為に切り返しの様に戻りながら登る右の道を選択。

尾根の垂れをぐるっと回りながら稜線への突入個所を探すが踏み跡も
目印も無い。仕方なく方角だけしっかり決めて得意の藪漕ぎをすること
にした。酷い藪を避けて雑木と檜林の境界を進む。暫くは稜線左直下を
進むが不安なので稜線に乗り上げるとここは猛烈な笹藪。が、良く笹の
下を見ると踏み跡らしきものもある。笹藪を抜けると右からの稜線を
合わせた大きな奇麗な尾根道。やれやれ一安心だが登りはきつくなる。
目標とした地形図の1185m地点などは登りの途中で判らずに通過。
間も無く小ピークだが頂上には何もない。第ニ目標の1280m峰までは
あと直線距離246m(11.25)。だが、実感としては再び藪が
始まったりして周囲が何も見えず、落ち葉の雑木を右に左にすり抜けながら
踏み跡探しながらで際限の無い登りの感じ。
漸く尾根の集まる1280m峰ピーク着(11.38)。本日初めての
石柱にご対面で嬉しくなる。

さあ、ここからは急旋回して笹塒山のある吾妻・倉渕境界尾根に向かって
南進まっしぐらだ。距離約1㌔か?
広い雑木の尾根を登り進むと小ピークの度に右下に迂回の小道があることに
気付いた。これが地形図の破線かもしれない。
これは大助かりだが、時々崩落個所や雑木が張り出して邪魔な事が少々難点。
幾つものピークを脇道で抜けるとやがて道は右へ下降気味。
左手の本命尾根は逆に上りで標高差がつき始めたので尾根に這い登る。
ここにはちゃんとした尾根道、真っ直ぐ南の稜線に向かっている(12.11)。

ここからの急登は苦しい。だが、目の前に東西稜線が見えるので粘って頑張る。
直下でナビ指示で方向を東南に変更して斜面を斜めに進んで何とか稜線に辿りつく
(12.30)。

一呼吸おいて平坦稜線を東に急ぐ。やがて見覚えのある南からの標準路が
合流する。テープのマーク満艦飾(12.36)。


何回かのアップダウンを繰り返して漸く待望の頂上着(12.40-13.10)。
お馴染みの頂上標識と鳥居付き石宮、三角点と間違いそうな「宮標石」は健在。



びっしりと雑木に囲まれて展望は良くないし、微かに樹間から見える山も
霞み状態。西南に見える大きな山は「管峰」なのかな?

南には遥か彼方に妙義の連山、

ぼやけて写真には碌に写らないが、直ぐ手前のトンガリは竜ヶ岳?

何種類もの蝉の声に包まれながら昼食・休憩の後、東に向かって周回開始。
下山林道入り口分岐まで直線距離約1.4k。東側の下り口は一寸崖、
少し左目に降りると尾根道に降り立つが踏み跡と境界線の赤いプラ杭がある。
最初の小ピークは左を巻いて稜線に戻ると目印の1226m峰まであと0.7k。
最初の分岐を左に進み、背丈以上の笹藪は頭から突っ込んで突破、鞍部に向かって
急下降(13.45)、缶カラを見ながら

必死の思いでピークを乗り越えて分岐を今度は右に。枝分かれ尾根が多いので
ナビ様様で助けられる。前面に最後の小ピーク、通過すると分岐まであと120m。
奇麗な緑の尾根を左目を探りながら下降すると、

ナビの標示が現地到着(14.00)。
小休止しながら周囲を観察すると、草茫々で判り難いが左への切り返し
林道発見。酷い道ではあるが尾根中腹に沿って大きく蛇行を繰り返しながら西北に
進んでいる。やがて雑草に埋め尽くされた分岐は左を選択(14.32)。
テープと石柱あり。


ここからは更なる荒れ道、尾根の垂れを回って沢の奥まで行って戻ってくるので
歩行距離の割には前進しない。崩落個所が4箇所もある。全て沢崩れなので
対岸に渡るのに大苦戦。特に第三と第四は崩落沢が大きくて進退極まるよう。
この道を往路に選ばなくて良かった。
なんとか狙い通りの四つ角に到着してほっとしたのが15.05、看板もある。

後は駐車場に向かってゴロゴロ道を下って林道着は15.30。
苦労はしたが自分で設定したコースを踏破できて至極満足。
今のところ、足の痛みは無いが、一日経つとどうなる事やら。


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2 コメント

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Unknown (カズ)
2007-06-13 18:37:36
復活の山歩きご成功おめでとうございます。
うーむ、凄い凄すぎる。とてもじゃありませんがこの時期に藪山に入る爺イさんのパワーに敬服いたします。これはもう同化していますね。獣たちも爺イさんには敬服してますね。
こうなったら山の骸となってください。きっと本望でしょう。
笹塒の北側尾根は菅峰方面から見ると確かに林道から上がれそうな尾根を発見しました。がこの時期に行くのはとてもとても真似できません。興味深く拝見させていただきました。有難うございました。
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藪山 (爺イ)
2007-06-13 19:46:38
カズさん 今晩は
今日、横田昭二さんの油絵展覧会に行きましたが、絵の事は
そっちのけで地形図広げて山の話ばかり聞いてきました。
笹塒の藪のことも話題になり、藪最盛期の九月には
あのコースへは入らないようにと、みっちり言われたところです。
ブログには書きませんでしたが、復路で明かに有蹄類のものではない動物の新しい足跡に遭遇して厳戒態勢で神経疲れました。
昨年あれだけ乱獲されたのに今年もクマ騒ぎとなるんでしょうかね。
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