米国科学アカデミー( US National Academies of Science)は、遺伝子組み換え作物に関する大規模調査の結果を発表し、これらが危険な食べ物であることを示す証拠は見つからなかったと報告したそうです(AFPBB NEWS)。ただ、害虫や雑草の薬剤耐性獲得など深刻な問題はあるとしているそうです。調査は、遺伝子組み換え作物に関する幅広い研究を対象に行われたそうです。過去20年間の研究が対象とされ、その報告書では、規制機関に対し、新種植物の栽培や遺伝子操作の過程よりも、最終の生産物をより詳細に調べることを求めたそうです。50人以上の科学者が参加した今回の研究では、商品作物として代表的なトウモロコシ、大豆、綿における遺伝子組み換え特性に関する約900の研究論文などを考察。報告書は、健康および環境に対する微妙な影響、もしくは長期の影響を見つけ出すことの困難さを認識しながら、人体への危険性においては、現在市場に出回っている遺伝子組み換え作物と伝統的栽培による作物との間に、実質的な違いを示す証拠は見つからなかったとし、また遺伝子組み換え作物に起因する環境問題を裏付ける証拠も見つけ出すことはできなかったとしているとのことです。しかし、その一方で報告書は、害虫および雑草への耐性を含め、現在の作物における遺伝子組み換え特性への耐性の発生が、大きな問題となっているとしながら、バイオテク作物の多くが耐性を持つように改変されている除草剤のグリホサートに対して、雑草も耐性を持つように進化していると説明。報告書は、遺伝子組み換え作物とがんや糖尿病との間につながりは見つからなかったとしており、また病気や慢性疾患と遺伝子組み換え食品の摂取にも関連性はないとしているそうです。遺伝子組み換え作物は、店頭で長持ちし、ビタミン含有率が高く、一般的な病気に対して耐性を持つとの理由から、1980年代から開発。今回の研究によると、米国では、遺伝子組み換え大豆、綿、トウモロコシ収穫量の増加率に変化は見られなかったとも。遺伝子組み換え作物は農家の生産量を増加させるという長い間信じられてきた説と矛盾するようです。
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