健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

肥満傾向が悪化

2016-06-16 08:30:04 | 研究
日本ではなく米国の話です。米国での肥満傾向が全体的に悪化しているとの調査論文がJAMAに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。発表された複数の論文によると女性で40%、男性で35%、子どもおよび10代の若者で17%が肥満だということです。この論文は、米国疾病対策センター(CDC)の調査によるものだそうです。そのうちの一件では、男性2638人(平均年齢47歳)と、女性2817人(平均年齢48歳)を対象にしたデータを検証。別の調査では2歳から17歳の子どもや若者4万780人のデータを使用。調査の結果、米国では成人の38%、10代の若者の17%が肥満と判断。成人については、BMI(肥満度指数)値30以上で肥満と定義され、BMI値25~29の過体重の人は全体の約3割を占めたそうです。2013~14年には、男性の5%以上と女性のほぼ10%が、BMI値40超の病的肥満で、子どもや若者では5.8%。また、2~5歳の子どもの肥満は過去25年間で減少しているそうですが、10代の若者では逆に増えていることも明らかに。これは、米国における過去30年の肥満対策が概して成功していないと結論付けているそうです。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする