オゾン層の保護に関する国際協定「モントリオール議定書(Montreal Protocol)」の締約国会議で、約200か国の代表が、冷蔵庫やエアコンの冷媒として使用されている温室効果ガス、ハイドロフルオロカーボン(HFC、代替フロン)の使用を段階的に削減することで合意したそうです(AFPBB NEWS)。HFC類はオゾン層を破壊していたことが判明した化学物質の代替品として1990年代に導入されたそうですが、後に地球温暖化にとって壊滅的な物質であることが判明。しかし、HFC類からアンモニア、水、ハイドロフルオロオレフィンと呼ばれるガスなどへの移行は、インドのように夏は酷暑に見舞われる途上国に巨額の負担を強いる可能性があるそうです。HFC類は回復傾向にあるオゾン層には無害だが、主要温室効果ガスの二酸化炭素(CO2)の数千倍も温室効果が強いそうです。
http://www.afpbb.com/articles/-/3104489
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