神奈川県藤沢市と慶応大学SFC研究所は、街の落書きなどの情報を共有し、人工知能を使って分析する新システムの試行が始められたそうです(YOMIURIN ONLINE)。情報が簡単にデジタル化できるため、不法行為を監視・防止する業務の効率化が図れるほか、将来的には発生予測にもつながる可能性があるsそうです。この新システムは「藤沢みんなのレポート」と名付けられ、今月4日に試行がスタート。市環境部の資源収集担当者ら15人がそれぞれ落書きや不法投棄、道路冠水などを見つけた場合、スマートフォンやタブレット端末で、▽写真▽状況についての説明文▽対応の必要性――などを送信すると、他の職員たちと迅速に情報を共有可能。全地球測位システム(GPS)機能で場所の特定も可能なため、現地を地図に記す手間も省けるそうです。市によると、これまでは落書きの場所などをファクスでやり取りし、その用紙をファイルしてまとめるといった対応だったが、大幅に効率化。システム開始から約1週間で200件超の情報を収集できたという。さらに期待されるのが、収集情報をビッグデータとして活用する取り組み。情報は項目ごとに分類され、慶応大学のサーバーで管理。人工知能による分析で、落書きが発生しやすい季節や時間帯、天候などのほか、同一人物が書いたかどうかなども分かる可能性も。こうした分析結果は、業務の改善や地域への情報提供で役立つと期待されているそうです。
http://www.yomiuri.co.jp/science/20161021-OYT1T50094.html?from=ycont_top_txt
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